odorico odoruco

あまりにも　うつうつ　うなうな　が続いているため、
大学時代に書き殴ったブログに密やかに出戻りをキメた。

私にとってやはり言葉は音で遊ぶものであり、意味をなさないものであった。
意味をなすとしたら、心を派手にわかりにくく吐露するときのみ。
（このわかりにくくというのがポイントで、
　わかって欲しい、かまって欲しいけれども自分から言い出すことはできない、
　が、どこかしらで自分の内部をめくり出したい私の性格をよく表している）

しかしながら学生→社会人の切り替えが、結果的に
伝わらなくていいから飾りたてたい言葉→伝える為の言葉への変更、
もしくは、生きるためのコミュニケーション能力の必要性の増大
とだいたい同意義となったため、
この　ブログ自体も（美しき大学生活の記録としてのみ）活用されることとなったのである。

それは、言葉が通じる人々（価値観が合うといってもいい）に囲まれていた大学時代から
言葉が通じないので調整が必要な人々（知識の分野・テンション・環境・好奇心の矛先が似通ってはいない）
ばかりが当然周りにいる社会人生活への適応のため。

これが見事に効いている。
最近の私の文章に足かせが見えるのは私だけか。

文章は相手に伝わらなければならない。

全くもって当然だが、大学時代の私はそれを頑なに認めなかった。
であるからして、この足かせは成長の為の過重トレーニングのようなもの。

言葉が先にあって、そこか生まれるもの。
表したいものが先にあって、そこから生まれる言葉。

今でも私は、両方必要だと思っている。
（必要でなければ、私の世界〔と優しい友人がおもってくれている〕世界は消滅してしまいます）

もともと無意味なものだよ。ぜーんぶ。
無意味から有意味を見付けてビジネスにしたりアートにしたり、
自分の存在価値だとか所謂自分探ししたりしてるわけでしょう。
それがわかりやすく意味があるか、意味がないか、だけ。
でもそのわかりやすさがお金に結びついたり、
誰かを笑わせたり少し幸福にしたり、満足させたりするんだから
意味っていうのはやはり意味があるんだろうなぁ。
私はあまり意味を生み出せないのだけれど、
私の無意味から、有意味を感じ取ってくれる奇特な人もおって、
それはそれで、ありがたい事だけれど、特に意味はない。
意味はないんだよ。

でもやっぱり人間は自分が存在しててもいい理由を探さなければ落ち着かないから、
自分にも意味づけするし、自分に関することも、
社会に浮かんでいるあれこれも意味づけようとしていて。

無意味、無意味と連呼すると、ほんまに凹んでくる。
だって無意味だったらこれからずーっと生きていく、
進退を少しずつ繰り返して（できれば成長を望んで）
何十年も毎日を過ごすのを想像してみて、
発狂したくなる。

「より良く生きるためのレースからいちぬけぴっ」

どうせすぐにそのレースに戻るくせに、
私は最近よくそのフレーズを頭に浮かべている。
怠惰の言い訳なんだけどね。
自分の状況が世間を見た上で、選び取ったものだと、
そう見えるように工作している。

無意味だけど、有意味に見えるものはやはり意味を生む。
危ういなぁ。

危ういからとりあえず今は転んでみました。
しばらくころころ　うなうな　うつうつするつもり。

書くのはやっぱいいことね。
物事の悪い面も見えるけれど、良い面も見つけれる気がする。

心の濁流、水圧に従って　駄文をしたためる。

またやろうと思います。


以上　社二病の現場よりお届けしました。