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![]() 昨年の秋、狛江の上映会に夫婦で出かけました。 見終わった後、席から動くことができずあまりの深い感動に涙をぐっと飲み込む 事が精いっぱいでした。そしてすぐに一彦さんが「月船で上映会するぞ」と決心しました。 私たち夫婦は原爆とは御縁が深いといえば深いのです。 一彦さんは原爆の投下された長崎で生まれ育ち、私は広島の原爆で伯母を亡くしているのです。 私は小さい頃、娘を原爆で亡くした祖母から寝物語にその当時の話を聞かされていました。 原爆の投下された焼け野原を娘を探し歩いたそうです。 祖母は娘を亡くした悲しみを私に話すのではなく、その時のあまりにもひどい地獄のような惨状を話すのでした。 体中ガラスが刺さった人、ケロイドと皮膚の皮が垂れ下がった人々。 今もその話が耳に残っています。 今頃になって祖母はどんな気持ちでその話をしてくれたのだろうと思います。 私がちょうど8歳の頃でしたから、戦後23年たってもなおその地獄のような惨状が心から離れなかったのでしょう。 祖母は誰かを責めることもなく、運命を受け入れて生きているように思いました。 ただ、こんな悲惨な事は二度とおこることがないようにと祈るような気持ちで伝えてくれたのではないかと思うのです。 この映画『GATE』は広島で育ったアメリカ人青年によって作られたドキュメンタリー映画です。 65年前、広島、長崎に原爆が落とされた時、私の祖母のように家族を捜しに広島に入った人が、その時の原爆の投下によって燃えていた火種をカイロに移し、大切に持ち帰り、何年も何年も何年も大事に守り続けた人がいたのです。 その『原爆の火』を長崎の僧侶の手によって、その原爆が生まれたアメリカの原爆実験上 トリニティサイトに返すというドキュメンタリーの映画です。 「私は気がついたのです。この映画で描きたいと感じていたこと。それは、日本人の祈りなのだ。日本人の平和への想いなのだと。それは、私が日本で過ごした子供時代に日常的に教わり、身近に感じていたものでもありました。 行脚をした僧侶だけが平和を祈っているのではなく、日本人はみな同じように平和を望んでいる、日本人の賛意と祈りを込めてこの映画を平和へのメッセージを 世界に伝えなければならないという使命感にも似た想いを抱いたのです。」 広島で育った 監督マッド・テイラーの言葉です。 信じられないような数々の奇跡とともにこの映画の撮影は進んでいきます。 広島で長崎で、命を落とした多くの魂ももちろん伯母も祖母もこの映画の撮影に協力したのではないかと思います。 静かに静かに平和を行じていく。 アメリカ人青年が日本人の使命を描き出してくれたこの映画『GATE』 ぜひ、月船でご一緒に平和を感じてみませんか? 心よりお待ち致しております。 3月24日(水) 11:00~ 15:00~ 18:00~ 1日3回の上映になります。 入場料 1000円 会場 月船 (国立駅南口 徒歩3分)
Last updated
2010.03.09 21:36:47
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