ゴーグルは、モトクロス時代からSCOTTの眼鏡使用可モデル愛用している。
ライダー復活後には、中古品を3個手に入れ主にその中の眼鏡使用可モデルを使用。
モデル87ってやつだろうか?よく解ってない。
お気に入りのソレだが、泣き所はスポンジの劣化だ。
いろいろ流用してみたけれど、どれも製品のスポンジほど長持ちしない。
やはり高価な純正は質が違うのだろうか?
ひょっとして、、加齢と共に、汗に毒が出る? ナンテ まさかナ・・(^^!
何度か張り替えている上に、ツーリング直前にパパッと 手抜き補修をしたりで、
その酷い状況は恥ずかしいほど。
今年になってまた劣化でポロポロとスポンジが粉になってきたw
洗ってはいるのだけど、、毎回じゃないから、、足りないか?
やっぱり身から出た猛毒?
恥ずかしくて写真など貼れません、というより撮る気になれず。
あれこれ念のため準備するに際し、やむなくゴーグルのリペア開始となる。
ボロボロのスポンジは、⊖ドライバーやカッター片手に セッセと・・
シンナー等を使って、セッセ、セッセ・・
それは、ゴム系接着剤、瞬間接着剤、両面テープの糊、スポンジ片、等々の固まり。
その硬質の垢はフレームの材質に癒着ぎみ・・
想像以上に重労働w
指に血の出る穴が二つ開いたとさw
そうなると、ハアハアしながら情熱を燃やすタイプなので、
いつものチャチャッと補修ではなく、そこそこ真面目に取り組んでみた。
スポンジは、顔面へのフィッティング部分だと比較的補修し易いが、
側面のベンチレーション部分のスポンジは薄さが必要なので厄介だ。
取りあえず、今まで何度も貼りなおしてきたフィッティング部から作る。
かつては隙間テープ等を使っていたけれど、
社外品のSCOTT用リペアスポンジをWebで見つけて買ったことも2度ほどある。
糊付きの簡単便利なグッズだったけれど劣化が早く、1シーズンしかもたなかった。
送料を入れると2千円以上するので3度目は無い。
再び他の素材を幾つか試してみて、近年落ち着いたのがコレ↓
波型の面をそぎ落として使う必要があるので手間はかかるけれど、
しっとりしてソフトな質感がとてもいいし、一枚のシートから沢山作れる。
防水タイプの隙間テープも質感がコレに近いけれど、ボリューム(厚さ)が乏しい。
形紙は作ってあるのでチョイチョイと、出来上がり。
貼り付けは後でまとめてするとして、続けて側面用に取り掛かる。
今まで側面は、その場しのぎの繰り返しだったので、雛形というもんがない。
今度こそ、ちゃんと作っておきましょかとなり型紙を作る。
こんなふうな型取りは、マスキングテープがお気に入り。
ペタペタと貼り足して余分な部分をカッターでそぎ落とせば、簡単に形が取れる。
簡単に剥がれるので、これは基形として、コピー紙に貼り付けるなどして、
別の形を取ったけれど、手法は他にも様々あるはずだ。
そのままコピーして切出せば形紙ができ、フレームに当てがってみて確認。
ゴーグルは左右対称なので、横面付きは片方あればオッケー。
貼るスポンジは弾力があるので、概ね形が出来ていれば大丈夫でも、
雛形は出来るだけちゃんと作っておきたい。
どうやら良さそうなので、そのまま使うもよし。
自分流はさらにコピー。
わざわざ二枚を合体。
これもフレームにあてがってみて、本当にいいらしいので、
今後に備えて、少し余計な手間をかけw
黒く塗ってみたりして、余分に何枚かコピーしておいて、
形紙がいくつもあるぞぃ、何回でもやったるょ、って気分。
出来るだけ切り出し作業をやり易くする為に、自分流は1/2の片一方だけを使う。
使う素材はコレ↓
耐油性なので、エンジンのエアクリーナーエレメントにも利用可。
体から染み出る「毒」にも、ある程度は耐えてくれるw
一番の難関は、素材のスポンジを薄く切出す作業だ。
いつものやり方は、まず切出したい厚み分のガイドを置く。
今回は厚さ3mmの平鉄。
カッターの新品キレキレな刃を横方向に小刻みに動かしながら、
慎重に切り進めると、厚み3mmのスポンジが残る。
2ミリぐらいが理想だけれど、正確にはできないので余裕をみての3ミリ。
実際の使用感では、正規の薄いスポンジとに比べると、
通気の悪さを少し感じるけれど実用上で不都合を感じたことは無かった。
片手で押さえただけでは、刃がスポンジを引っ張ってしまい、
途中で切れたり、厚みが安定しない。
対策として、スポンジに両面テープを貼って、床面から浮き上がら無い様にする。
この際、ついでに複数切出しておきたいのだけれど、
この方法では非常に時間がかかってしょうがないし、
出来栄えもバラつきが大きく出やすい。
で、ついに新兵器登場!
商品名「エレクトリックナイフ」
なんとカッコイイ、なんて頼もしいお名前でしょうか!
こやつ、スポンジと柔らかいパンの区別はつかないらしく、
二枚合わせの刃を交互にブルブルさせながら、スムースに前進して、お見事!
一応、手で扱う道具なので綺麗に切り出すには、それなりのコツは必要ではある。
多少は厚みが不均一だったり、刃の角度によっては刃の筋が残ったりするけれど、
カットした面と反対の平らな方を表にすれば見栄えもいい。
いずれにせよ、出来栄えの安定性と作業効率はカッターナイフの刃より遥かに良い。
BOSHCのスポンジカッターという電動工具は約6万円もするので論外だし、
この程度の使用条件なら送料込み約2千円のパン切り電動ナイフで充分。
しかし、難点もある。
すぐに内部が発熱して持ち手がかなり熱くなるので、連続作業は危険を感じる。
製品レビューによればモーターが焼損しやすいらしい。
もっとも、本来は5千円以上する本物のコピー商品らしく、
例によって例の国のアレらしいので仕方ないけどw
いつモーターが死ぬかとヒヤヒヤしながらも、勢いにのって、どんどん裁断。
厚さ1cmのスポンジを三枚におろすことができた。
形紙に沿ったスポンジの切出しは、
なんだか形が気になるフレームの下の部分から。
「イモトの眉毛」と命名。
形紙の片面にテープのりを何カ所か着けて、
切り出した3mmのスポンジに固定。
薄いのでハサミで楽に、チョキチョキ・・
上面用は、片方づづ。
このへんの作業は、なんだか楽しくなりw
両面テープを細く切って、フレームに貼り付け、作ったスポンジをペタペタ・・。
接着剤と違って、貼り易いけれど、剥がれやすい。
あれこれ試してきて決定的な接着方法にはまだ至っていないこともあり、
とりあえず今回は極薄で普通の糊の両面テープ。
試してみたい接着手段がいくつかあるので、
簡単でやり直しのできる普通の両面テープにしておいた。
上から端っこを接着剤で補うもよし、剥がして別な糊で貼るもよし。
しかし、最初の剥がす作業を思うと、あまり強力なノリは使いたくない。
貼り直しの可能性を秘めながらも、スポンジのリペア、取りあえず完了!
こうして写真で見ると、スポンジのカーブにぎこちなさが見える。
概ね満足だったけど、やはり素人の手作り感が出てしまう(^^!
ノーズガードとクイックストラップを取付て、
出動準備オッケーなり。