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翔太FACTORY倉庫

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世界最後の日 第8話

「ポイント1500に続々とインベーダーとゼラバイアが集結しています。待って下さい。インベーダーの一群がニューヨークに向かっています」
「なに!?」
「先遣部隊よりポイント1500の火山島の映像が届きました」
「だせ」
 映し出された映像には火山島に群がる無数のMZBの映像が映し出された。

「はっはははははははははははははははは」
 高笑いする早乙女博士に
「ドリルハリケーン」
「グラヴィティーサイト」
「ゲッタートマホーク」
 各々が同時に攻撃をしたが早乙女博士は姿を消し攻撃をやり過ごした
「はっ!?――図ったな」
(「竜馬。真ドラゴンが見つかった」)
「なに!?」
「太平洋だ。インベーダーもゼラバイアも一斉に行動を開始した。急ぐんだ俺たちもクジラで後を追う」 
 クジラが発進しようとすると。木に擬態していたMZBがクジラに取り付き攻撃を開始した。その頃クジラのドックでは
「お待たせしました皆様。全グランディーバの整備が完了しました」
「よっしゃー!!これで主存分暴れられるぜ」
「待っててね斗牙」
「さあお仕置きの時間ね」
「ドリルの餌食にしてあげるわ」
「おい待て琉菜。Gドリラーはクジラの外だろ」
「あーそっか」
「しょーがーねぇな。Gアタッカーに乗れよ」
「エィナはGストライカーに乗りなさい」
「わ、わかりました」
「弁慶さんクジラの口を開けてください」
「よーしわかった」
 取り付いているMZBと一緒にクジラは上昇し口を開け
「グランディーバ発進!!」
 弁慶の声の元。Gシャドー、Gアタッカー、Gストライカーは発進した。エイジとミズキはまず琉菜とエィナをGドリラーに移すためGドリラーの証空を旋回し。Gアタッカー、GストライカーのコクピットとGドリラーコクピットは光で繋がり
「ほらよ。今度からは忘れるなよ」
「もー。わかったわよ」
 琉菜は顔を少し赤めGアタッカーを後にした。

「ケイ。ゲッターワンに……オープンゲット」
 真ゲットマシンに分離し再び真ゲッター1に合体した。クジラと合流するため向かったが
「待て!!これは罠だ」
 真ゲッター1がビルの間を飛んでいるとビルの隙間に隠れていたMZBがベロを伸ばし真ゲッター1の足に絡みついた。
「くっ」
「ゴウ。メタルゼラバイアビーストよ」
「「シュァァァァァッ」」
「グラヴィティーサイト」
 グランカイザーの一閃は真ゲッター1に絡みついていたベロを切断した。その反動で真ゲッター1は地上に墜落した。
「大丈夫ですかゴウさん」
「油断するなまだまだ隠れているに違いねぇ」
「ありがとう斗牙」
 突然ビルが崩れMZBが現れ攻撃してきたがゴウは難なく交わした。だがMZBはビルの隙間や空からどんどん現れ
「けっ!!やっぱり隠れていやがったか」
「数が多すぎる」
 真ゲッター1を取り囲むようにMZBは陣形を組み。各々がベロを真ゲッター1に絡み付けた。
「ゴウさん」
 グランカイザーの行く手にも同形態のMZBが10体現れ
「邪魔をするな」
 グランカイザーはゲッターサイトで一閃、一閃してMZBを素粒子から分解した。5体目のMZBを一閃しようとゲッターサイトを振り下ろしたが手応えがなかった。見ると先っぽの刃が溶けてなくなっていた。
「!?」
 ブラックゲッターは飛行型MZBを相手に苦戦はしてなかったものの数が多すぎて援護にはいけなかった。
「ゴウ。なんとかしろ」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
 真ゲッター1はMZBのベロごと強引にキリモリ回転しベロを引きちぎった。反動でMZBは壁に叩きつけられ
「ゲッタービーム」
 ゲッタービームでMZBを進化、暴走させ爆砕させた。ブラックゲッターも最後の一体をゲッタービームで爆砕させた。グランカイザーはMZBに苦戦を強いられていた。グランカイザー単体でのエルゴ・フォームは斗牙の体力を極端に削り
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ」
「斗牙危ない!!後ろ」
「!?」
 ケイの声に気づいた時にはMZBは寸前にまで近づいていた。
 やられると思われた瞬間。一条の光がグランカイザーに寸前に迫っていたMZBを吹っ飛ばした。
「待たせたな斗牙」
「エイジ!それにみんな」
「ごめんね斗牙待たせちゃって」
「さあ。今度はこっちの仕返しの番よ」
 各グランディーバはフォーメーションを組み。斗牙は2度目のエルゴ・フォームを唱えた
「超重合神っ!!」
 重力フィールドが解かれ超重神が現れた。重力フィールドが解かれた衝撃で近くにいたMZBは壁まで吹き飛ばした。
「存分に相手をしてやるぜ」
「斗牙。私に任せて」
「了解、琉菜。トルネードグラヴィトンパンチスタンバイ」
 琉菜が言葉を引き継ぎ
「トルネードパァァァァァンチ」
 トルネードパンチはMZB2体を粉砕し
「グラヴィトンミサイル」「グラヴィトンレーザ」
「フルバースト」「一斉射撃」
 エイジとミズキが続けざまにミサイルとレーザーをMZBに向け放った。
「今度は私が」
 この時ばかりは、いつもおしとやかなリィルも鬱憤をさらすように
「グラヴィティークレセレント」
 リィルが言葉を引き継ぎ
「シュュュト」
 GクレセレントはMZBを3体ほど薙ぎ
「続けて。グラヴィトンバイパー」
 ミズキはGバイパーをMZBではなくGクレセレントとの方に放ち
「「バイパークレセレント」」
 二つの武器は絡みつくように合体し鎖鎌となりMZBを斬り裂いた
「今度はグラヴィトンクラッシュで……」
「待て」
 竜馬がエイジを制し
「なんで止めるんだよ竜馬さん」
「敵が多すぎる。このままでは先にこっちのエネルギーが切れちまう」
「だったらどうやって」
 二たび竜馬に聞くと
「俺にいい考えがある。ゴウ俺の言うところにビームを集中させろ」
「何をする気?竜馬さん」
「クジラのゲッター炉心をマンハッタンの地下でメルトダウンさせる」
「しかし大将たちが」
(「ふははは。相変わらずだな竜馬」)
「大将」
 ゴットグラヴィオン、真ゲッター1、ブラックゲッターはMZBを誘導させながらマンハッタンにおびき寄せた
「「ゲッタービーム」」
 真ゲッター1とブラックゲッターのゲッタービームを地面に集中させ地面をの温度をどんどん上昇させていった。
「斗牙。上のメタルゼラバイアビーストは任せたぞ」
「了解」
 ゴットグラヴィオンは背面ブースターで上空に上昇し
「エイジ。グラヴィトンミサイルを」
「うぉっしゃぁぁ。グラヴィトンミサイルフルバースト」
 ミサイルの爆煙が消えたと同時にゴットグラヴィオンはグラヴィトンソードを構え
「グラヴィトンソード。エルゴ・エンド」
 クジラにいる弁慶達は脱出のためコントロールをビートに移行させていた。弁慶は一人クジラのゲッター炉心に向かい暴走させる準備をしていた。
「クジラの炉心に気づいた」
 暴走しかけのクジラにMZBは群がり。そのまま真ゲッター1とブラックゲッターが作った穴に突入した。突入後。一瞬静寂が支配したがすぐさまメルトダウンを開始した。
「親父!!」
「大将……ゴウ」
 爆発に撒かれながら飛ばされているビートを真ゲッターロボがどうにか救出した。メルトダウンの威力は海の水さえも逆流しニューヨークにいたMZBを全て押し流した。

「敵。メタルゼラバイアビースト多数確認」
「ステルボンバー出撃準備完了しました」
「出せ」
 タワーの切り札゛ステルボンバー゛の攻撃が合図となり戦闘開始した。
「火口内に侵入者確認」
「モニターに映せ」
「休眠状態の真ドラゴンを目覚めさせるつもりか……まさか……そんなことが……」
「炉心解体は今しかない」
 火口に侵入した。早乙女博士、コーエン、スティンガー、ヒューギは
「今こそ目覚めるのだ真ドラゴン」
「「「「世界最後の日を告げるために」」」」
 早乙女博士は体からインベーダーの触手をだし。真ドラゴンと接続した
「はっははは。真ドラゴンよ!!今こそ目覚めの時。この早乙女の細胞とゼラバイアの力を取り込みその邪悪な叫びを世界に轟かせるのだ」
「「進化!進化!!進化!!!」」
「目覚めよ真ドラゴン。世界最後の日を告げるために」
 真ドラゴンは早乙女博士の細胞とゼラバイアの力に呼応し。早乙女博士を取り込み。1本のケーブルをコーエン、スティンガー、ヒューギに放ち貫いた。
「君の遺伝子が僕の体に逆流してくる……進化ってすごい!!ねっ、そう思うよねスティンガー君」
「う、うん。それに進化ってとても気持ちいいよねヒューギ君」
「こ、これがゲッター線の力か……本当の……」
 火口から一筋のの光が宇宙に放たれ。火口の中から邪悪に進化した邪神・真ドラゴンが現れた。
「なんだあれは!?」
「な、なんということだ……こんな進化……美しい。だがこれは本来の進化とはまったく異なるものもはや破壊神ではないか」

「はっははははははははははははは。篝火は点った。そして我らインベーダーの安住の地とするために」
「「「今こそ力を使う時……ゲッタービーム!!」」」
 邪神・真ドラゴンの口から放たれたゲッタービームは大勢のSRを一瞬で消滅させた。ステルボンバーさえも……
「はぁっははははははははははは」
 
「今度こそ逃がさないわ」
「メタルゼラバイアビーストには構うな。まず倒すのは早乙女だ」
「行くぜ!!ウォォォォォォォォ」
 真ゲッター1を先頭に邪神・真ドラゴンに突撃した。
「ゲッタートマホーク」
 邪神・真ドラゴンはゴットグラヴィオン達に気づき
「生きておったか」
「はっ!!」
 ゴウは邪神・真ドラゴンと目が合った瞬間。自ら回避行動をとり上空に逃げた。ブラックゲッターはゲッタートマホークを邪神・真ドラゴンに突き刺したが。それを気にすることなくゴットグラヴィオンを追いかけた。
「ゴウ。どうしたのしっかりして、ゴウ!!」
 ゴウは邪神に進化した真ドラゴンの余波を受け邪悪に染まろうとしていた
「なにをしてるゴウ行くぞ」
「親父。あたしに任せて」
「ケイは……俺が!俺が!俺が守る!!!」
 ゲッタートマホークを出し邪神・真ドラゴンに突撃した
「今のお前に何が出来る……南海の藻屑となるがいい」
 邪神・真ドラゴンはゲッタービームを真ゲッター1に放った。どうにか交わしたがゲッタービームの余波で海に墜落した。
「ケイさん」
「このグラヴィトンミサイル」
「グラヴィトンアーク」
 ゴットグラヴィオンの放つ攻撃は邪神・真ドラゴンの前では赤子同然であった。
「うっははははははは。効かんはその程度の攻撃……。次はうまく交わせるかな……」
「ゲッタービーム」
 邪神・真ドラゴンにぶら下がっていたブラックゲッターが放つゲッタービームは邪神・真ドラゴンを刺激、活性しブラックゲッターのエネルギーを全て吸収した。エネルギーがなくなったブラックゲッターは壊れた人形のように下に落ちた
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「ゴウっ」
「んぐぐんんんんんぐぐっ」
 海面から真ゲッター1が上昇した。
「博士」
「いかん。ゴウが邪悪に進化した真ドラゴンに感応している」

「世界は我が手中にあり」
「もう貴様らに邪魔立てさせん」
「今こそ最後の審判が下る時……」
「「「さらば……ゲッター線に抱かれて死ぬがよい……ゲッタービーム」」」
 邪神・真ドラゴンの口から放たれたゲッタービームは轟音と共に真ゲッター1に放たれた。
「グラヴィトンソード。ブレイズアップ!!フルパワー」
 真ゲッター1の前にゴットグラヴィオンが立ち塞がり。グラヴィトンソードでゲッタービームの軌道を変えた
「「「なに!?」」」
「……エイジ」
「ケイさん今のうちに離脱を」
「わかったわ。オープンゲット」
「斗牙様。グラヴィトンソードがもう持ちません」
「あと……すこし」
 グラヴィトンソードは徐々に溶けていき
「限界です」
「うわぁぁぁぁぁぁ」
 ゲッタービームをもろに喰らったゴットグラヴィオンは機能のほとんどが停止寸前であった。
「厄介なロボットめ……貴様から消滅させてくれるわ」
「斗牙。離脱しろ」
「駄目だ!!動かない」
「「「さらばだ!!ゲッタービー……」」」
 その時。天空が紅なり紅の巨神と巨大戦艦が現れた。
「ソ、ソルグラヴィオン」
「それにグラヴィゴラス」
 エイジと琉菜が呟き。続いてミズキが
「やっときてくれたのね」
 それをモニターで見ていたタワーは
「し、信じられません。上空から現れた紅の巨神の周囲の重力値はゴットグラヴィオンの数万倍です」
「なんだと!?」
 現れたソルΣグラヴィオンはゴットグラヴィオンの手を握り
「待たせたなみんな」
「「「「サンドマン」」」」「サンドマン様っ」
「お父様」
「早速だがエィナ。エルゴフォームだ」
「わ、わかりまいした。エルゴ・フォーム」
 ソルΣグラヴィオンとゴットグラヴィオンは眩い光に包まれ。ゴットグラヴィオンの機能は完全に回復した。
「なんだあの光は」
「途轍もない力を感じるよスティンガー君」
「う、うん。恐ろしいほどの力を感じるよコーエン君」
「出ぬ杭は今のうちに消滅させるのが一番」
「「「ゲッタービーム」」」
 邪神・真ドラゴンが放ったゲッタービームは轟音を立てながらこちらに向かってきた。
「やばいサンドマン」
 焦るエイジを尻目に冷静な口調でサンドマンが
「大丈夫だ……。アヤカ」
 グラヴィゴラスが下降しゲッタービームの前に立ちはだかり
「Gフィールド展開!!前面に集中」
 アヤカがオペレーターメイドに命令し
「「「わかりました」」」
 グラヴィゴラスが張ったGフィールドは邪神・真ドラゴンの放ったゲッタービームをギリギリ防いだ。
「グランナイツの諸君。今のうちにグラヴィゴラスへ」
「「「「「「了解」」」」」」
 ゴットグラヴィオンは分離し。グランディーバとグランカイザーの状態でグラヴィゴラスのドッグに入った。
「トリア。すぐにグランカイザーの整備を、斗牙以外はソルグランディーバに搭乗し待機するんだ」
 回収された真イーグルの中には気絶し瞳孔が開いたままのゴウが横たわっていた。ゴウは瞳孔が開いたまま、タワーのメディカルルームに連れて行かれ。
「なんだと!?ゲッターに乗れない。どういうことだ」
 竜馬は隼人がゲッターに乗れないとりしり激怒していた。
「竜馬。隼人には司令官としての責任があるんだ」
「隼人」
 隼人は振り向き竜馬の目を見つめた
「ふん。どうやら何か企んでいるようだな……行くぜ弁慶」
「ああ」
「隼人。こいつは返しておくぜ」
 懐からは投げた銃は13年前に竜馬に自分を殺させるために渡した銃だった。
「じゅあな」
 竜馬と弁慶は真ゲットマシンに乗り込み
「隼人。こっちは準備OKだぜ」
(「真ジャガー号のオートパイロット作動確認」)
「よーし……。真ゲットマシンはっしぃぃぃぃぃん!!!」
 隼人の号令のもとタワーから真ゲットマシンが発進した。
 グラヴィゴラスでは整備メイドが急いでグランカイザーとグランディーバの整備を完了させた。
「アヤカ様。グランカイザーの整備完了しました」
「全機発進スタンバイ完了です」
 テセラが言い、続いてマリニアが言った。
「アヤカ様。Gフィールドはもう持ちませんです」
 チェイルは挙動しながら答え
「エイジ達が発進する間、Gフィールドを一時解除。発進と同時にGフィールドを再び展開します」
「「「りょ、了解しました」」」
「Gフィールド解除します」
 グラヴィゴラスのGフィールドが消滅し
「グランナイツ発進しなさい」
 アヤカの号令のもとグランカイザーとGグラディウスが発進し。続いて
「グランΣ発進する」
 グランΣも発進しファントムシステムのグランディーバも発進した。
「Gフィールド展開」
「Gフィールド展開します」
 先行していた真ゲットマシンに追いつき。
「「エルゴ・フォーム」」
 エイジとサンドマンが同時に叫び
「炎皇合神」「超重合神」
 それぞれのソルグランディーバ、グランディーバはフォーメーションを組み。グランカイザーとグランΣをコアに合神し
「降臨!炎皇合神!!ソルグラヴィオン」「超重合神!!ゴットΣグラヴィオン」
「へぇ~それが真の姿って訳か斗牙……」
 竜馬はソルグラヴィオンを見て呟き。再び邪神・真ドラゴンを睨みつけ
「ジジィ。たっぷり礼をさせてもらうぜ!!チェンジゲッターワン!!」
 真ゲットマシンはフォーメーションを組み真ゲッター1に合体
 ソルグラヴィオン、ゴットΣグラヴィオン、真ゲッターロボは邪神・真ドラゴンに向かった。 


 続く


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