帰省(じいちゃん編)
帰省して、必ず寄るところは、義父の病院です。92歳になり、痴呆がひどいので病院のお世話になっています。義父のいる病院は、とても設備がよく、看護士さんたちは、とても親切でよく面倒を見てくださる。雅子様の祖父母様もこちらでお世話になった所なのだそうです。三男坊のオットは、歳を取ってから授かった末息子で、溺愛されていたそうだけど面会に行くと、ある時は、警察官に間違えられ・・・満面のよそよそしい笑顔で!またある時は、どこぞの会社員に・・・・全くの他人行儀たまに答えれば 長男の名前だし・・・・(思わず笑っちゃいます相変わらずジョークの冴える義父は、昔からとてもユーモアのある人。だいぶ痩せてしまったけれど、義母がよく面倒を見てくれているせいか紳士のままで品も良く、とても92歳とは思えません。でも、面会が疲れるのか、気疲れするのか、間があくと「雨が降りそうだから、早く帰りなさい」「お腹が空いただろうから、早く帰りなさい」って。この日は、トイレが近いらしくて、「帰れ、帰れ~!!」・・・・私たちが帰ろうとすると、自分も一緒に帰るつもりでいて荷物を支度してくれと義母を困らせる。「おじいちゃんは、歩けないでしょう? 足が治らないと一緒に帰れないからね・・・」「早く歩けるようになるよう頑張らないとね。。。」すると、落胆したかのようにまじまじと自分の足を見つめ、「・・・・あぁ」ちょっぴり涙ぐんでしまう瞬間。どう見たって、歩けるようになる足ではない・・・・私の祖母も同じだったなぁ~~と、記憶が蘇る。いくら良い施設で過ごせても、自分の家に勝るものは無いのですね。(おじいちゃん、オシボリ食べちゃったってホント?)爆