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元夫の叔母、ブルッキー(ブルックの愛称)が亡くなった。 20日に、森のように大きな庭が見える日の当たる寝室で 眠るように亡くなったと娘が知らせてきた。96歳であった。 私はこの叔母さんにとってもかわいがられ、離婚後も私を訪ねて 今の家にもきてるので、グレッグにもあっている。
私には、不思議でもなんでもないが、20日、何となく引き出しを開けて、 ブルッキーからもらったまだ、元の箱に入ってる銀のブレスレットを取り出して 「断捨離、断捨離、これを誰にあげようか」と眺めていたのだが、その頃 彼女は、彼方の国へ旅立っていたのだった。
ブルック叔母さんは、スタンフォード大学を卒業し、コロラド州の大学院 で法律の勉強をし、アメリカで女性として二番目に弁護士になった人で、 まだ女性は陪審員にもなれない時代に弁護士をやっていたから、働く プロフェッショナルの女性のパイオニアであった。法律に関する ベストセラーの本も沢山出版している。(英語のわかるかたは、どうぞ) http://www.horancares.com/obituary/Brooke-Wunnicke/Denver-CO/1421860
この写真は、私がもっていたものを集めて、フォトショップでアレンジしたのだが、 一番上は、私の義父で、末っ子のブルッキーと14歳はなれており、アーチストで、あまり 経済観念のなかった父親の替わりになって学費などをだしていたくらいで、彼女が一番 尊敬していた兄であった。その兄をわたしが最後まで面倒みたということで、私はいつも 感謝されていた。ブルッキーの夫は、ワイオミング州のシャイアンという土地の大半を 持っていた大地主、ハンティングが好きで、世界のあちこちに狩りにでかけ、ハントした 動物を剥製にしたライオン、ヒョウ、シロクマ、虎なおが、家中に寝っ転がってたり、 壁から首をだしていたり、2メートルくらいある象牙がぶら下がっていたり、あまり 気持ちの良いものではない。動物好きの娘などは、 「二度と来たくない」と言ったくらいである。ブルッキーに聞いたら、 「主人の思い出として、彼が飾ったままにしてあるのだけど、私も嫌いだから、私が 一番つかう寝室や台所、ダイニングにはないでしょ?」といった。 彼女は、典型的な昔のサザンベルといってアメリカ南部の女性の風習で、 男性を崇め奉るよう、とってもかわいらしく育ってきた人だから、夫のかざったままに してあるのである。それでいて、あの昔に弁護士という職業についたから驚きであった。
彼女と、亡くなった旦那の名前の図書室などが、あちこちの大学にあるようでお葬式には 花の替わりに、寄付をしてくれるように、Obituary (死亡記事)にはかいてある。 もう一度あいたかったが、それを実行する前に彼女は逝ってしまった。今年の誕生日に 電話ではなしてよかった。 また会う日まで、ハグハグ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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