笹倉温泉「龍雲荘」・・・
糸魚川の温泉の話も・・・、じゃなかった糸魚川のキャンプの話もこれで終わり・・・最後のお話は・・・、「温泉」です(笑)まあ糸魚川は県内でも遠くてめったに来れないので来たついでにある程度入っておかないとね・・・本当はこの機会に姫川温泉「ホテル国富 翠泉閣」に入っておきたかったのですが、あいにく現在この温泉の源泉設備が土砂崩れで破損し、源泉の供給がストップしています、近隣の温泉から引き湯して営業しているそうですが露天風呂は使えないし、普段の源泉と違うということで行っても意味ないのでまたの機会ということで・・・最初の計画では初日「フォッサマグナ糸魚川温泉」、2日目「姫川温泉」、3日目「笹倉温泉」の予定だったのですが2日目の予定が潰れたので「塩の道温泉」を差し込んだというわけで・・・ちゅうことで最終日の温泉は予定通り、笹倉温泉「龍雲荘」です。以前紹介した焼山温泉のさらに奥の温泉です。日本秘湯を守る会会員の宿です、さて秘湯って何?、日本秘湯を守る会の会員の宿だけが秘湯なのかというとそうではありません、はっきり言って日本秘湯を守る会の秘湯の基準は曖昧です、確固たる基準があるわけではありませんので、???という宿も無いことはありません。ただ基本的には鳴り物禁止の静かな宿ということになっています(基準があるわけではありませんが・・・)笹倉温泉は焼山のふもとの山の中まあ秘湯といえば秘湯ですね・・・、まあでも山道を何時間も歩くなんてことは無く車で行けますので安心ですね。笹倉温泉は以前はこちらが日帰り入浴客用の入り口で、さっきのは宿泊客用の入り口だったのですが、今は統一されてどちらもさっきの正面入り口から入るようです。基本的に日帰り入浴施設ではなく温泉旅館です、内装もいかにも温泉旅館です。まあ旅館の借り湯ですね。入り口に酒樽が飾ってありました、糸魚川大火と加賀の井酒造のお話しの時にちょっと出ましたが糸魚川には糸魚川五蔵といって5つの有名な酒蔵があります、昨年の大火で焼けた「加賀の井酒造」もその一つ、残りがこれ・・・「根知男山」前回のホワイトクリフのあたりの酒蔵です渡辺酒造と言います、「月不見の池」藤の名所月不見の池にちなんだ名前ですね猪俣酒造と言います、この2件がちょっと離れた山の方に有って後の3つはわりと町の方にあります、「謙信」は池田屋酒造、「雪鶴」は田原酒造です、田原酒造は糸魚川の海水浴場の方、池田屋酒造は駅の近くです(加賀の井からも遠くない)ちなみに糸魚川の酒は・・・結構美味いです、私のお勧めは猪俣酒造の「月不見の池」まあこっち方面は昔から酒造りが盛んな地域なので・・・内装もきれいで眺めも良いです、まあ旅館だから・・・フォッサマグナは地層の溝、プレートの裂け目ですのでマグマが噴出しやすい場所なのでフォッサマグナには列を作るように火山が並んでいます、その一つがこの笹倉温泉や焼山温泉の母となる焼山です。ここから静岡に向け、妙高山、白根山、浅間山・・・・と火山が連なっていきます。妙高山には「赤倉温泉」「燕温泉」などの名湯がありますし白根山は草津・万座の母です、フォッサマグナは様々な名湯を生み出していっているのですね。糸魚川は世界でも希少な翡翠産地ですのでここにも翡翠原石が飾られています。前回紹介した巨大な翡翠原石はもともと翡翠峡に有ったのですよ、けれど翡翠泥棒が絶えないのであそこに移転されました。まあ物にもよりますが翡翠も高いものは高いですからね、中国などで「玉」と言われているのはこの翡翠です。でもね実は中国ではあんまり質のいい翡翠は採れないのですよ・・・中国で採れるのは軟玉(ネフライト)といって軟玉を宝石としてありがたがるのは世界でも中国だけです、他の国で翡翠として価値があるのは硬玉(ヒスイ輝石)だけで、硬玉は中国ではほとんど採れません。硬玉の産地ってね世界でも数か所しかないんですよ・・・、糸魚川はその数か所の一つなんですね。で、温泉・・・龍雲荘はもともと旧館を日帰り用に利用していたためお風呂が数か所に分かれます、新館側のお風呂がこちらで、こっちらの方が広くて豪華(新館だから・・・)、ついでに源泉も新館と旧館では違います、まあどっちも似たような泉質ではありますが・・・これは本館側の温泉成分分析表です、泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉です。笹倉温泉は重炭酸ナトリウム含有量日本一の温泉として知られています。なに?知られてない、知らないって?、うるさいな~~、知ってる人は知ってるの!!でもって長い通路を歩いて旧館・・・龍雲荘は新館・旧館でお風呂が3つに分かれていてそのたびに服を脱ぎ着しないとならないのでちょっと面倒くさい・・・旧館側内湯・・・かなり狭い、でもって一回服を着て・・・旧館側露天風呂・・・壷湯があります、でもって旧館側は源泉が違うので・・・温泉成分分析表がもう一枚・・・いや~帰り道に駆け足で寄るんでなくてもう少しゆっくり来たい温泉でしたね・・・館内のラーメン屋がなんだかすごくいい匂いを漂わせていました・・・食べてないから味は知らんが。。。さて温泉から出たら忘れずに湯掛け薬師にお湯をかけましょう・・・湯を掛けたら・・・お参りするのが礼儀というもの・・・神社ではありませんので柏手打たないように。。。南無阿弥・・・違います、これは薬師如来なので「オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ」と唱えます、南無阿弥陀仏は阿弥陀如来に唱える念仏ですので薬師如来には薬師如来真言を唱えるのが礼儀というもの。。。今日は笹倉温泉「龍雲荘」のお話し・・・ではまた・・・