|
カテゴリ:その他
今日検査結果が来ました。
マザボがお亡くなりのようです。 で、マザボ付け替えるわけだけど、手に入るマザボが一個しかないそうです。 なんだそれ(´・ω・`) 安くて早くなおりそうだけど、マザボ付け替えるから窓子からハードまで全部初期化らしい。 オワタ\(^o^)/ mp3とflvといくらかの落書きは外付けに逃がしてあったけど、書き終わったばかりの雪歩と他数名は消えるはめに。 テンション↓↓↓ そのうえネットのつなぎ直しやらツールの入れ直しがごっそり残ってるわけで、やる気が出ないんですよね(´・ω PCが復活しても、しばらくは動画作れません。 分配機も性能も値段もわからないのでまだまだ先の予定がたてられず。 頭いてぇなぁ… ――以下駄文―― ↓ 専門学生の頃の妄想。 こんなもん考えて暮らしてたんだから、かなりの危険人物だったろうな、オレ。 てか、この頃からヤンデレmyブームが到来してたのかなぁ… ■ウメアメ 梅雨、それは春の心地よさにも戻れず、夏の激しさにも進めない優柔不断な季節。 「…なんだ…雨、まだ降ってるのか」 雨の音で目が覚めた。先日の中間テストで自分の勉強不足を思い知らされたオレは、柄にもなく復習などに手を出していた。 しかし、屋根をうつ雨音のあまりの心地よさにいつしか眠気を誘われ、気がつけばいつの間にか教科書を枕にして机で寝てしまっていた。 時期はまさに梅雨真っ盛り。 せっかくの日曜だというのに、昨日から降り続く雨で、オレはこうして部屋に閉じこもる休日をエンジョイしている。 まぁ、雨って割と好きだし梅雨入りしてジメジメしたとしても嫌な気分はしないのだが。 「おにぃちゃ~ん、お昼ごはんできたよぉ♪ 千夏が食べさせてあげるから、いっしょにたべよぉ」 「…げ、もう昼かよ。わかった、片付けてからいくっ!」 階下から響くハスキーな少女の声。また兄をからかって面白がっているのは、妹の千夏(ちなつ)だ。 来年から中等部に上がるというのに、いまだにやんちゃ盛りなのは親でなくても困っている。 かく言う昨日も人の入浴を水鉄砲で強襲するという、年頃の女の子にはあるまじき仕打ちをやってくれたばかりだし、その前なんかはオレのおかずに親父の精力増強剤をしこたま仕込んでくれたこともあった。 兎に角やんちゃを通り越して、半ば虐待に近い悪戯を仕掛けてくる妹に、ほとほと手をやいているのが兄、潤の置かれている現状なのである。 「…また、精子…いや、生死の境目をさまよわされるとアレだからな… やっぱり、早いとこご飯を確保しておこう」 脳裏にあの日の悪夢が蘇ったオレは、背筋に滲む嫌な汗に身震いし、昼食の待つ一階へと足を急がせるのだった。 「もぉ、返事したらすぐに降りてきてよねっ」 「これでも死にたくないから急いだ方だぞ?…って、なんだ、千夏だけか。お袋たちは出かけたのか?」 食堂へ向かうとそこにはエプロン姿の千夏がいた。今日はいつもの攻撃的な赤基調の服ではなく、黒地のキャミにマイクロミニというごく普通の部屋着姿の妹。 2人分の昼食を挟むようにしてテーブルの左右に箸が用意してあり、少し不機嫌そうに頬を膨らませているエプロン娘は先に席に座り「はやく座れ」と、チャームポイントである大きくて二重のツリ目で訴えかけてきている。 「おかあさんとおとうさんは2人仲良くお買い物だってさ。お昼ごはんはお外で食べてくるって。 はぁ…ほんとさぁ、いい年して恥ずかしくないのかなぁ、あのバカップルっぷり」 「そのバカップルから産まれてきたのがオレたち兄弟だろ。 そっくりそのままオレたちに返ってくるんだから、あんまりバカにできたもんじゃないぞ?」 むぅ、と整った眉毛を斜めにして怒った表情をつくる千夏。年相応の可愛らしい仕草だ。 本当に、この曲がった口と性格さえなおせば可愛い妹なんだがなぁ。 「…また素麺か」 「貰い物が腐るほど余ってるんだから、文句言わないで食べるの」 ボールから溢れんばかりの素麺の山。2人でこの量は処理しきれないのではないだろうか。 「はいはい…んじゃ、いただきます」 「はぁい、いっただきまぁす」 定位置につき大地の恵みに感謝して昼食を取り始める。 「ん?…おにいちゃん、なんで麺汁作りなおしてるの?」 「お前は前科持ちだからな。これからは怪しいものは全部疑うことにしたんだよ」 「ひっどぉ~い!あんなのちょっとした茶目っ気でしょ?なんで根に持つかなぁ」 「茶目っ気で生死の狭間なんかさまよいたくないぞ」 あのときは股間が爆発しそうなくらい熱くなったのを覚えている。スッポンマムシジュースなど漫画の世界の飲み物かと思っていたが、実際にこの世に存在して、尚且つ漫画どおりの効能を発揮することを身を持って知らされた。 そのうえ千夏のバカは、人の腫れ上がった股間をみて 「そんなに苦しいなら、千夏がお口で抜いてあげようかぁ?」 なんてとんでもないこと言いやがるし。ましてや、両親の目の前で言うからもう手におえない。 まったく、誰だ、こいつをこんな変態に育てたのは。 「あ~、もしかしておにいちゃん、根に持ってるってことは、上の口じゃなくて、下の口の方がよかったのかなぁ?」 「ぶっ!?」 妖しい笑顔で発された妹からの不意の一撃に、思わず飲みかけていた素麺を吹き出してしまった。 麺が鼻孔に逆流した感触がする。 「うわっ、きったなぁ~い!なにいきなり吹いてるのよぉ」 「げほっ…お、お前が変なこと言うからだよっ!…ごほっ」 「べつにぃ、千夏は変なことなんて言ってないもんねぇ。おにいちゃんが勝手にイヤラシい脳内変換したんじゃないのぉ?」 「ぐっ…ごほっ!」 ダメだ、素麺が変なところに入ったらしくて、まともに会話ができやしない。 仕方ないのでオレは、何の因果か股間に落っことしてしまった麺汁の処理を始めることにした。 「あ~ぁ、なにしてるのかなぁ。 ほら、シミになっちゃうからさっさとズボン脱いでよ。千夏が洗濯してあげるから」 「ぅっ…げほっ…わ、悪いな…」 言われるがまま、麺汁で黒く滲んだGパンに手をかける。 「…なんて、その手に乗るかぁ!」 「…ちっ」 あからさまな舌打ちがテーブルの下から聞こえた。いつの間にか目の前に居たはずの千夏はテーブルの下に潜っていた。 手には雑巾が握られているが、人の股間を狙っていたことは、今の舌打ちと千夏の顔の位置やあのニヤニヤした笑顔からみて間違いないだろう。 「まったく…なんで千夏はこんなにエロい子に育ってしまったんだ。バカップルな親の放任主義が原因か?」 「…おにいちゃんのこと好きだからなんだけどなぁ…」 「へっ?」 「なんでもないよぉ~だぁ!シミになっちゃうから、はやくズボン水に浸けてこいよ、ばぁか、ばぁ~か!」 何か独り言を言ったかと思えば、今度は人の顔に雑巾を投げつけて罵声を浴びせる千夏。 兄思いの可愛らしい少女の顔を見せたかとおもえば、攻撃的で悪戯好きな小悪魔の顔を見せるこの不安定さはなんなんだ?思春期か?それとも反抗期なのか? 「くっさ!…のやろう、今日という今日はもう許さんぞ、千夏!尻を百叩きの刑に処してやるから、そこになおれ!!」 「え…おにいちゃん、おしりの方がいいのぉ…?」 ピンポーン オレの気迫に圧倒されたのか、ぼーっと立ち尽くしていた千夏の腕を捕まえたときだった。呼び鈴がなり、キッチンに備え付けられたインターホンが起動する。 「こんな雨の日に誰だ?」 「…ちっ、いいところだったのにぃ…」 客であれば待たせるわけにはいかないと、慌てて握りしめた千夏の細腕からインターホンに持ち代える。 受話器を取ると同時にカメラからの映像が液晶へ映った。 「どちら様でしょうか?」 液晶に映ったのは長い髪を雨に濡らした少女だった。 白いワンピースにどこか清純さを漂わせた、いわば正統派アイドルの代名詞とも言えそうな風格だ。 「あのぉ、こちらにじゅん君という男の子はいませんか?」 「あ、潤はオレですけど…えっと、誰でしたっけ?」 こんな美少女など記憶にない。 「君がじゅん君…?わぁ、ほんとうにじゅん君なの?大人のじゅん君?」 インターホン越しに騒ぐ少女。何やら勝手に盛り上がっているようだが、大人のじゅん君とはどういうことなのだろうか。 「なにこの女。頭おかしいんじゃないの?通報した方がいいんじゃない?」 「ばかっ、相手に聞こえるだろ」 「あはは、じゅん君、私だよぉ。のどか、こどもの頃よく一緒にあそんだ、のどかだよぉ」 独特の間を持った喋り方をする少女は、自分を「のどか」と名乗った。 のどか…忘れるわけもない、いや、忘れようにも忘れられない思い出の名前だ。 声も変声期を迎えたみたいだが、聞き覚えのある透き通った声のままだ。あの喋り方も間違いなくオレの記憶にはしっかりと焼き付いている。 「…わかった、今、玄関開けるよ」 顔がにやけているのが自分でもわかる。オレも大人になったんだ、感動の再会はクールに決めなければならない。 ましてや相手は初恋の少女で、しかも十年ほど前にオレの前から失踪とも取れる去り方をしたとんでもない少女だ。 聞きたいことは山ほどあるし、1から10まで順をおって質問しなければならないし、ていうか肉眼で確認できる彼女の成長ぶりもしっかり見なければならない。 …すこし頭が混乱しているな。兎に角玄関を開けるまでにこの頭をどうにか整理しなければならない。 「ちょ…おにいちゃん、マジであいつの話信じるの?新手のオレオレ詐欺かもしれないよ?」 千夏の制止を無視して玄関へと向かう。もうここまで高ぶった気持ちは、千夏のどんなエロ攻撃でも止められはしない。 それに、彼女が本当の「のどか」かどうかは会って確かめた方が手っ取り早いわけだ。変に疑った方が時間の無駄に繋がる。 いつしか雨音が弱まり薄日が差し込めた午後の日。優柔不断なオレの前には、季節はずれの柔らかな春の様な少女が訪れたのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|