カテゴリ:カテゴリ未分類
ネットの世界は、誰でもそれなりの知識と最低限の機材さえあれば、自由に自ら情報を発信できる世界ですが、それが遊び半分の荒らし目的であったはずが本当に精神を病み、リアルで崩壊してしまった例があります。
伯林裁判 というのをご存知でしょうか。今からもう5年以上前になるのですが、当時、少年チャンピオン誌上で好評連載中だった「しゅーまっは(伯林先生)」の作者のペンネームは、同級生であった自分の苗字から無断で取ったもので、変名しろ!という真にデンパな書き込みを2ちゃんねるに延々書くヤツがいました。まあ、この程度であればシャレで済むところですが、約一年、それこそスレッドで作品の会話が出来ないほどの書き込み、誹謗中傷がエスカレートし、次第に作者の個人情報公開(同級生であったことは本当らしい)、やがては秋田書店に轢死体画像を送るなど実際の脅迫行為に及んだため作家側が提訴、そして、日本の裁判史上初の名誉毀損による満額判決という前代未聞の事件。 その後、彼がどうなったかというと・・・ さて、なぜ今頃こういう昔の判例を穿り返したか?それは「ネットでの荒らしは遊び半分でやっているつもりが本当に精神を蝕んでいく可能性が高い」というもの。自分の書き込みによってスレッド住人が右往左往するのが楽しい、やがて荒らし認定され反応されなくなると、さらに過激なことをして目立とうとエスカレートする・・・ 特に世の中に鬱々とした不満を持っていたりすると、この毒が知らず知らずのうちに体中にまわり、やがてとんでもない事態に発展する、本当にリアルなケースを知って欲しかった訳で。 最近のネットでの脅迫行為や悪意ある表現なども、これの一つかもしれないなあと思った次第。本人は全てわかっているつもりが、他人から見ると恐ろしく異常なことをしていることには気が付かない。これは怖いです。 現在でも固定ハンドルネームで2ちゃんねるに延々と奇怪な書き込みをしている名物(?)人間がけっこういますけど、やはりすでにどこかおかしくなっているのでしょう。本人が自覚しているとしたら、もっとおかしいですし。 いずれにせよ「他人の足を引っ張ろうという努力で報われた人間はいない」ってことじゃないかなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|