FANTA-G

日清、綾波レイが注文した「にんにくラーメン チャーシュー抜き」カップ麺を発売
　ということで、これに対して「オタ目当てのぼったくり」「高すぎる」という声が。

　えっと、これって高いのは当然なんです。版権利益以上に。

　というのは、以前にこの手の商品をゲームで作った企画の方に聞いたのですが、まず生産ラインを別に分けなければならない。パッケージを差し替えるだけだろ？と思っている方もいますが、それが大変なんです。

　例えばカップ麺が一つ140円程度で売られる理由は、機械や工場をノンストップで一連の流れ作業として効率よく回すからであって、日産数万の同じ商品だけを作るから人件費も安く抑えられる。

　しかしこういう特殊な商品（内容も違うだけに）だと、工場のラインを別に確保しなくてはならない。もちろん、生産後の流通も別になる。それだけで割高になります。

　逆に言えばカップ麺が140円で売られる理由はあくまで「長期間、効率的に売れ続ける人気商品だから」であって、比較対象としてえらい差がついているわけで。有名ラーメン店とのコラボ商品が高い理由も同じです。

　それにオタにとって興味を引けば100円程度の価格差なんて関係ないですからね。それに消費者には「買わない」という最大の選択肢がありますから。

訂正：このカップ麺、一般販売はないそうです。パチンコの景品を問屋が間違えて発注できる状態にしたので、販売店が受注を受けてしまったそうで。詳しくはこちらを。この部分に関しては訂正してお詫びします。