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先日、同人ゲーム「めぐみくみっくす」でOPアニメの原画を担当していただきましたアニメーターの金村様と久々にお会いしまして、焼肉を突付きつつ、今のアニメ業界のお話を伺ったり。
その中で「今後、アニメの本数は半分になる。元々、多すぎたから、ある意味正常に戻る事なのかもしれないけど「質の向上のため数を絞る」というのではなく、不況で単にお金が無くてDVDも売れないから製作予算が半分になった、という、それだけの話」 というお話を聞きました。 もう一つ。一昨日のTBSラジオ「伊集院光 深夜の馬鹿力」でDJの伊集院さんが最近の相次ぐ長寿人気ラジオ番組終了に関して「俺らがどんなにがんばってラジオの聴取率や人気があっても、スポンサーが付かないから終了って、そういう止めさせられ方は納得できない、だったら一緒にスポンサーを取って来る部署も辞めさせられなきゃいけないよねえ(意訳、実際はもっとギャグ口調です) そして、昨今のマジコンに代表される、違法コピー問題。「金を払って買いたくなるようなゲームを作らないメーカーが悪い(某マジコンユーザーの主張)」 この3つに共通する項目があります。「誰がお金を払うか」という問題。 娯楽産業は生活必需品と違って「なくてもかまわない」存在である以上、不況のあおりを露骨に受けます。と、同時に「金がなければ需要があっても作れない」世界。 マンガはコンビニで立ち読み。映画やアニメは違法動画。音楽もニコニコ動画などからMP3変換で落とす。エロゲはWinnyからダウンロード。携帯ゲームはマジコンやCFW。 それで済ませてしまう人間が増えれば、当たり前ですが作り手は辞めざるを得ない。私もゲーム開発者として仕事に誇りを持っていますが、無償奉仕しようとは一切思いません。 クリエイターが霞を喰っている、あるいはユーザーの無償奉仕者だと思っている人が多くなっている、そんな気がします。金をかければいいものが作れる訳ではありませんが、最低限の金がないと何も作れません。 それがわからないのに、利益だけ享受しようとする人が言うのです。「金を払う価値がない」と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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