私が仕事のゲーム作りで心がけていることの一つに「最低でも面白いゲームを作る」という目標があります。
なんだかヘンな言葉かもしれませんが、よくある勘違いに「ゲームは面白ければ売れる」というものがあります。私も昔はそう思っていました。しかし、これが大きな間違いで。
例えば、たいして面白くないゲームがたくさん売れることも、マニアの間で名作!と絶賛されるゲームがほとんど売れないこともあります、そこには宣伝の力、お客さんの購買意欲、時流、前作の続編人気、話題性など、ゲームの面白さとはかけ離れた部分での要因が大きい。
逆に言えばどんな題材であっても面白さを伝えられるようなゲームを作ることが、私達開発側の使命。なかなか難しいですが、少なくとも営業の方に「こんなつまらんソフト売れないよ!」と悲鳴を上げられるようなモノを作るのだけは避けたいです。それは自分達の能力の無さを晒すようなものですから。
結局「面白いゲームを作る」というのは「商品としてゲームが売れる最大の可能性を高める要素の一つに過ぎない」ということですからね。実際、売れる、売れないは別にして開発側としては最低限、その部分で踏ん張りたいと。
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