カテゴリ:カテゴリ未分類
夏休みで3日ほど実家に帰省しておりまして、更新がありませんでしたが本日より平常運転で。
こんな論議を見て大変面白かったのでご紹介。 同人における当日版権についての論議 これは、たとえ出来たとしても現実的ではない、と考えられます。 というのは、現在ワンフェスの当日版権審査も基本、メーカーの「善意によって行われている」サービスに近い仕事なのです。ですのでメーカーによっては「うちの会社はこの手のフィギュア販売は一切認めない」というところもありますし、当然、その会社に審査を申請しても不許可になります。 で、何が面倒かというと、この手のキャラグッズを持つ会社組織では審査が通常業務外業務に当たる。ということは、余計な仕事が増えるということ。フィギュアの場合、まだ数がそれほど多くないので大丈夫なのかもしれませんが、同人誌となったらそれこそ人気ジャンルは数百、数千冊の見本誌がコミケ前などに送られてくる。そして、それを一冊づつ審査し、許可を出すとしたら、その手間はバカにならない上に儲けにならない。だったら一律で「うちは同人誌を一切認めません」という判断になるんじゃないかと。 同人の魅力というのは「権利者のお目こぼし」によって生き長らえている部分があります。誤解している人が多いのですが、無許可の2次著作同人誌は法律的にグレーゾーンじゃありません。明確な「黒」です。ただ単に権利者が権利を行使していない、というそれだけの話。 だからこそ「じゃあ白黒はっきりさせるために当日版権制度で」となった場合、上記の理由で同人活動が出来なくなっても一切の文句が言えない。世の中、何もかも白黒明確にすればいいものじゃない。この辺が難しいところ。 2次著作同人誌を作るものとして私がいつも心がけているのは「権利者のジャマにならない」ということ。売り過ぎない、宣伝しすぎない、迷惑をかけない。これが同人作家の仁義であり、作品に愛を持ってコレを守っていれば、権利者と対立する事も少ないかと思います。 ただ、抱き枕やグッズといった「絵が上手いと正規品とほとんど差がない」分野に関しては何らかの規制が掛かるかもしれません。場合によっては権利者の利益に踏み込む部分(類似品が競合する)でもあるので。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.08.12 09:15:10
コメント(0) | コメントを書く |
|