アニメ映画「宇宙ショーへようこそ」をDVDで借りてみました。この作品、マニアの間ではちょっと話題になりましたが、あまり一般には知られずに興行が終わってしまったのですが。
で・・・見ていて思ったのは「うーん・・・子供役を声優じゃない、本当の子供がやるとなぜか違和感が・・・」という。
絵とかお話はとても面白かったのですが、どうにも声が気になって最後まで集中できませんでした。
不思議なもので「となりのトトロ」のサツキとメイをやったのは当時業界でも名前が通った声優さんですが、当然、年齢は大人です。けど、画面を見ていてまったく違和感が無かった。むしろ、同時上映の「火垂るの墓」の主人公2人は当時16歳と6歳でしたが、内容とは別にこちらにも違和感を感じていたり。
なんでしょうか・・・以前にゲーム作りの際、声優さんの音声収録に遊びでスタジオ見学させていただいたのですが、その際、雑談で声優にあまり詳しくない私ですら名前を知っていた一流声優の方にこの話を聞いたところ「いわゆる素人の声というのとプロっぽい声というのはある声帯の一部の響かせ方のちょっとした違いで、コレが出来る、出来ないで画面生えがまったく違う」というお話を聞いたことがあります。これは声優だけではなく、舞台の役者さんとか、落語家、ラジオDJといった声を使う事が本業の仕事の人は知らず知らずに会得しているものなんだろうと。
子役にもよるのでしょうが、本当の子供っぽさより、どうしても実写背景にアニメセルキャラを乗せたような、違和感を感じてしまうんですよね。
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