たとえば、自分の会社の、会って話もしたこともないような上層部が何か不正をしてそれが表ざたとなり、会社の評判を下げたとします。
で、それによって会社の経営が悪くなる。結果、ボーナスがなし、とかリストラとか、そういうことになった。自分はまったく何も悪い事をしていない。日々の業務を誠実にこなしていただけ。しかし、この仕打ち。
さて、皆さんはこれを他人事であれば「会社の経営が悪ければ組織に組する人間も責任を免れることはできない」と糾弾できると思うのですが「自分の事として」本当に納得できますか?というお話なんですが。オリンパス然り、大王製紙 然り・・・
ネットで携帯アイドルマスターに何万も投資している人が続出しているのと、その周りからの反応をみてふと思ったのが
「これ、初代アーケード時代とまったく同じ構図だ」
ってことです。あの時も搾取だ、キャバメール(有料携帯登録するとキャラからメールが届き、その日に戦うと能力アップしている)だ、あんなものにつぎ込むなんて!と遊んでいない人々からはえらいバカにされたものです。
が、私のように遊んでいた当人としては楽しくて仕方ない。仕事帰りにいそいそゲーセンに出かけ、終電近くまで遊ぶ、ゲーム代確保のために昼飯代を削る、関連CDやグッズに金をつぎ込む・・・恐らくトータルで小型軽自動車が買える位つぎ込んだかも・・・
で、残ったものは正直「楽しかった思い出」だけなんです。ネット越しに見知らぬ相手との真剣勝負、失敗を重ねてそれでも共に歩んだアイドルとの日々。
だから、今、この携帯アイマスに入れあげている人を「散財している」と止める事が出来ないんですよね。だって、今、ここでしか楽しめないゲームなんですから。
高級車を買ったり、美味しいものを食べたり、旅行をしたり・・・それらとまったく変わらない構図だと思っています。
そして、この不況下に生活の維持と万が一のための貯金だけの生活が本当に幸せかはわからない。他人に借金したり、親の金を勝手に使うのでなければ非難されるいわれはないし、魅力的なコンテンツを作ったメーカーを糾弾される理由も無い。
いつかふと、その熱が冷めたとしても、何年かして「あの頃アイマスにはまってねえ!何万投資したかわからないよ」と、藁って語れる人間でありたいです。この手の後悔の苦味は、後の人生懐古で大きな深い味わいに熟成されますので。