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アメリカの大手ゲームパブリッシャーであるTHQという会社が赤字で大変な状況になっています。(日本で言えばコナミとか、そのぐらい業界内で大きな会社なんですが)
理由はゲームの売り上げ不振と独自開発したゲーム端末の大失敗が影響しているのですが。でも、この会社、WWEプロレスとかSaints Row といった出せば100万本以上売れる人気シリーズを持っている会社だったのです。 売れてるのに何で?と言えばとにかくアッチのゲームはバカみたいに金が掛かる。その上、開発費以上にかかると言われる広告宣伝費。これによって100万本売っても赤字、なんてケースが珍しくないという、日本ではちょっと考えられない作り方をしています。 で、こういうことが当たり前になるとどうなるか?ゲームそのものが「売れるものしか作れない」という状況になります。と、いうことは既存ゲームの続編であったり、メジャースポーツのゲーム化であったり、似たようなシステム、ジャンルになったりでないと企画が通らない、閉塞した状況になります。 また、日本の市場のように5万本程度で採算が取れる、という市場がパッケージゲームではほとんどない。だから中小のゲームメーカーが生き残れない。 だから多様性がどんどんなくなっていく。こういう市場は脆い。むしろガラパゴス、などと揶揄される日本の方が今後生き残れる気さえします。 一時期、日本のクリエイターが「海外が、カイガイが」と病気のように語っていましたが、そんな市場に日本で売れないからという理由で理想郷を見出しても無駄だよと。 せめて日本で大々的に売れて「じゃあアメリカでも売ってみるか!」ということにしなさいな。中途半端なミリタリーガンアクションなどあっちじゃ食傷なぐらい出ているんだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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