私の大好きな歌手:さだまさし さん。
この人のすごいところは「右からも左からも攻撃され、しかし、多くの人に長く愛される」というところです。有名な話ですが、日露戦争を描いた映画「203高地」の主題歌「防人の歌」を発表した際、あの映画が当時世の中で「戦争に勝った映画である」という理由だけで右翼歌手のレッテルを貼られました。その後、自分の故郷である長崎から20年以上に渡って世界平和を訴える「夏、長崎から」というコンサートを続けた結果、今度は「左翼歌手」と呼ばれたり。
こういうレッテルを貼られつつ、未だに高い人気がある、コンサートのチケットが常に完売という愛され方。何しろNHKの紅白歌合戦に出なくなった・・・と思ったら、そのままNHKの放送で「年のはじめはさだまさし」という2時間番組が紅白から引き続きレギュラー化するような、いろんな意味で多くの人に愛されている歌手です。
で、思うのは「はだしのゲン」というマンガも、右からも左からも攻撃的意見がある。けど、人気があるということは間違いなく「本物である」ということで。それだけ多くの人の心を動かす作品を見せなくする、見られなくなるということの損失を考えると、やはりこの作品は誰もが手に取れる場所に置くのがふさわしい作品だと。
私はマンガのようなエンターテイメント作品において、自分が好きなものも嫌いなものも発表できる、手にとることが出来ることが世界の広がりだと思っていますから大臣の言っていた「小学生には配慮が必要」の「配慮」という言葉が自分の好みになっていないか?それが心配です。(注意書きはあってよいとは思う)
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最終更新日
2013.08.24 11:00:08
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