昔から欲しかったにもかかわらず機会がなくて見られなかった昔のNHKドラマ「まんが道」のDVDを手に入れまして。
放送が1986年ですから30年近く前。当時小学生だった自分が夢中になってみていた記憶があり、同時にその後に原作のマンガを読んでさらのめりこんだ、思い出の作品です。
で、購入に当たって「あの頃の思い出補正で美化しているんじゃかなろうか」と不安だったのですが・・・実に面白い!いや、これはドラマ単体としてよく出来ている!
主人公のルックスが入れ替えてあるなど原作とかなり違う構成になっていますが、まったく気にならない。今よりずっと社会的地位が低い当時まんが家に憧れた富山の青年の青春物語として、そして、それを支える家族や同僚、そして憧れの手塚先生など、本当にいいドラマで。
ジャンルは違えど私も黎明期にゲーム業界に憧れて田舎から出てきただけに共感できます。
この「まんが道」という作品は多くの漫画家になりたい、あるいは現在漫画家で活躍している先生の「バイブル」と呼ばれていますが、藤子AF先生が新宝島で手塚先生を追いかけたように、このマンガを読んで夢にひた走った漫画家が大勢いて、さらにその人の作品を読んで・・・と、広がるマンガの世界は本当に日本が誇る文化だと思います。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう