宮崎駿監督の長編アニメ監督引退記者会見を見ました。いろいろいい言葉はあったのですが、やはり「自分は文化人になりたくない、町工場のオヤジでいたい」というのが一番すごいセリフだと。
また、今後のジブリについてアドバイザー的存在になることもきっぱり否定。あらゆる意味で若手には「お前ら独立しろ」ということなのでしょう。
世間では宮崎駿の後継者は誰か?なんて論議がありますが、宮崎アニメを見て触発されてクリエイターになった人、なろうとした人などそれこそ数万人規模で世界中にいるだろうし、単に「宮崎絵っぽいアニメ絵を作る」ことが後継者だとも思いませんので。
私も物心ついたときに「未来少年コナン」をTVでリアルタイムで見て(当時は宮崎さんの名前すら知らなかった)その後、名探偵ホームズ、ルパン、ナウシカから最新作の風たちぬまで常に見てきた幸せがあり。同時に長編映画じゃなくともまたTVアニメを作ってくれないかな、という期待もあり。
いずれにせよ、それまで「子供だまし」であった日本のアニメの社会的地位を急速に世界に通用する、誰が見ても楽しめるジャンルにまで高めた宮崎監督に感謝。そして、その遺伝子は世界中にばら撒かれていて、後継者として次の世代を作っていると思います。
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