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ファーマータナカのデイリーリポート

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2009年05月07日
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カテゴリ:販売

インターネットでのショッピングが記録的な水準にまで高まるなか、オンライン小売業者は詐欺の被害でかつてないほどの大金を失っている。

詐欺といえば、振り込め詐欺に代表されるように、消費者側の被害については連日報道、注意が喚起されているが、生産者製造業者等納入業者側にもいわば「取り込み詐欺」的な古典的な詐欺や、小額で多数の賞品を多数のショップに注文し代金を踏み倒す被害等が広がっている。

最近の例をあげれば、大手通販会社「ニッセン」(京都市)のインターネット販売で、偽名や架空の住所、偽造した国民健康保険証などを使って商品をだまし取ったとして、福岡県警が詐欺と有印公文書偽造の疑いで、福岡市内の40代の無職男を逮捕していたことが4月27日、捜査関係者への取材で分かった。
男は今年3月までの約1年間に、約900の偽名やメールアドレスを使い、同様の不正を福岡県内で900件以上繰り返していたと供述している。被害総額は1000万円以上とみられる。捜査関係者によると、男は注文1件ごとに、異なるメールアドレスと偽名、架空の住所を使っていた。自宅などからは、偽造保険証が数十枚見つかっているという。
2009/04/27付 西日本新聞夕刊

大手だけではない。ファーマータナカのような零細な農業者を狙った取り込み詐欺も横行している実態がある。
こちらは、仕入れた商品を安売り店等に叩き売りする(仕入代金は支払わないので0だ)手法だ。
例えば「青果ネット」を通じての取引でも被害が出ている。
他にも(株)ビーフーズや(株)関東フーズ等の社名で被害の情報がある。

実はファーマータナカも被害にあった経験があるので、その手口を紹介し、注意を喚起したい。
1. まずHPを見たと、サンプルやカタログを要求してくる。
2. あわせて立派な会社案内(売上高、取引銀行、主要取引先、会社経歴等)がFAXされる。念のためHPを見てみるが、ややそっけない感じはするが、一応存在している。
3. 「会社にとっても、取引先にとっても評価の高い商品なので。」と、取引を申し出てくる。
4. 支払サイトは末締め翌々月末払いでお願いしたいという。
5. 最初は小ロットの注文が入る。
6. しばらくすると「すこぶる評判がよく、売れ行きも上々で、追加注文もあり、新たな取引先の引き合いも強いので。」と発注数が増加する。
7. 月が替わり、月初の注文品が「届け先の会社のシャッターが閉まったままで届けられないがどうしますか。」と宅急便会社より連絡が入る。
会社の前にはたくさんのトラックが大量の荷物を載せたまま右往左往しているという。
8. 警察に連絡するも、「支払日がまだ来ていないので、詐欺とは言えない。」と積極的に動く気配は感じられない。

以上が事件の一部始終である。
もちろん支払期日に代金が振り込まれる事も無く、警察からも何の連絡もない。
ファーマータナカの被害額は数十万円であったが、中には数百万の方もいたという。
又しばらくして、同業者のK氏から、「ネットで継続大量注文が入り、送っているが、大丈夫だろうか。」との電話があり、発送分の代金入金確認後、取引を継続する旨伝えるようアドバイス。(経験者だけに、冷静沈着な対応だ)
被害はそこまでで押さえられたが、当然代金の支払はなかった。
(全く同様の手口であったが、会社名は違っていた。同じ業者かどうかは不明)

甘いと言われればそれまでだが、向こうはプロだ。
たぶん農家は販売に不慣れな上、そのくせネットショップに安易に手を出す愚かで無知な輩と踏んで、格好のターゲットと思っているのだ。
「都会ではやっぱり自分の農産物や加工品がきちんと評価される。」との幻想を現実のように思わせる話術も巧みだ。
一部には、原因は「被害を受ける農家側にあり、百姓は直取引など考えないで、農協に出荷していればよい。」との論調もあるが、直取引を考慮せざるを得ない時代背景を無視した一方的な論理であろう。

その上問題なのが、取り込み詐欺被害届不受理問題だ。
取り込み詐欺犯罪は民事事件の債務不履行あるいは履行遅滞と紙一重の為、取り込み詐欺犯罪を刑事事件として立件するには複数の被害者が届け出なければ上記機関は動いてくれない。
警察側の理由としては民事不介入としている場合が多いが、警察の怠慢であると言わざるをえない。
事務所が一夜にして蛻の殻なのに、「支払日まで待たないと、単なる遅延かあるいは、詐欺かどうかわからない。」とはどうしても合点がいかない。

ということで、当社もやむなく、5月より、今まで郵便振替や銀行振り込みの後払いシステムなのだが、やむを得ず、代金引換を原則とさせてもらうよう変更した。
あしからずご了承の程を。
ちなみに、そのための注文フォームの変更につき、HTML音痴のファーマータナカは計り知れない時間を費やした事を付記しておく。






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Last updated  2009年05月07日 09時07分56秒
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