墓碑銘Rest In PeaceMarc Bolan 1947年9月30日生 1977年9月16日没 享年29歳 T.Rexフロント・マン(Vo.リード・ギター、作詞・作曲) ソロ、ジョンズ・チルドレンのギタリストを経て1967年、スティーブ「ペレグリン」トゥックと共にティラノザウルス・レックス結成。アンダーグラウンド・バンドとしてヒッピーに支持される。アルバム3枚発表後、メンバーをミッキー・フィンに変更。ティラノザウルス名義のアルバム1枚を出した後、T.レックスとグループ名を変更。1970年「Ride a While Swan」が全英チャートの2位まであがり一躍スターに。続く「Hot Love」でマークはメイクと煌びやかな衣装を着け、「グラム・ロック時代」の先駆者となる。「Hot Love」は1位を8週間キープ。T.Rexは四人編成となり、Get It On、Jeepster、Telegram Sam、Metal Guruと立て続けにNo1ヒットを送り出し、マークはエルビス以来の一大スーパースターに。 Children of the Revolution、Solid Gold Easy Action、20th Century Boy、The Grooverのシングル・ヒットにアルバム「電気の武者」「ザ・スライダー」「タンクス」までがT.レックスの黄金時代。 1973年「Truck On」以降ヒットも出ず、人気は急降下し、生活が荒むが、低迷期のアルバムも今では評価が高い。77年名作「地下世界のダンディ」を発表。パンクムーブメントに乗り再起の矢先、愛人グロリア・ジョーンズの運転する車が木に激突して死亡。グロリアは泥酔していた。 Steve 'Peregrin' Took 1980年10月27日没 享年31歳 マークのティラノザウルス・レックスの最初の相方。(ボンゴ・ベース・ピキシフォン・バックVo) 友人、ニック・ターナー宅でマジック・マッシュルームとLSDでキメている時に、カクテルのチェリーが喉に詰まって死亡。 スティーブのガールフレンド、親友、親友の恋人も同時に死亡している。ティラノザウルス・レックス最後の印税で開いたパーティの最中と言われている。Shagratのオリジナル・メンバー。ボウイ、シド・バレット、ホークウィンドのメンバーらとのコラボレーションも。死後、20年以上経ってソロワークがCD化された。 Steve Currie 1981年4月28日没 享年34歳 誕生日の一ヶ月前、移住先のポルトガルで車が木にぶつかり死亡。マークと驚くほど死因が類似している。 T.レックスのベーシスト。オリジナル・メンバーで最も長くマークに仕えた。脱退後、Chris Speddingの「Guitar Graffiti」に全曲参加。Chris SpeddingのツアーにもDavy Lutton、Tony NewmanらT.レックスメンバーと共に参加。ポルトガルに移住後は地元のパブで演奏していた。T.レックス時代については「お子様バンドでの数年間」と苦々しいコメントを残している。 Phyllis Feld 1991年1月11日没 マークのママ。長い間心臓を患っていた。 Simeon Feld 1991年9月19日没 マークのパパ。ママの後を追うように。 June Ellen Feld(Child) 1994年8月31日 享年52歳 トルコでの休暇中に心臓発作で死亡。 休暇費用はマークの未発表テープを売ったお金とも、マークのレコード会社、ウィザード・バハマとの和解金とも言われる。長い別居生活を送ったが、正式にマークと離婚はしなかった。Arrowsのドラマー、Paulとの間に娘をもうけ、「おばあちゃん」になる直前だった。Juneの長年のパートナー、Graham Porterもマークやスティーブ同様、運転中の事故で亡くなっている。 Tony Secunda 1995年2月12日 享年54歳 心臓発作で死亡。 Get It Onが出た1971年ごろのマネージャー。半年で600万ドルのディールに成功。マークのレコード会社T.レックスワックス・カンパニーを設立したりGet It Onを米国で大ヒットさせたりした、初期の功労者。 Chelita Secunda 2003年3月7日死亡 享年55歳 乳癌。 マークのパーソナル・アシスタント。南米の大富豪の娘で、ロンドンのロック社交界の花形。マークの目の下にラメを付けるグラムのアイデアは彼女の発案。しかし、75年マネージャー、Tony Howardの粛清で窓際族に。上述のTonyの元妻。一時、ミッキー・フィンと付き合っていたことも。映画Born to BoogieではJuneと共に尼僧に扮したChelitaが見られる。 Richard Jones 2002年4月13日没 グロリアの弟。ミュージシャン/プロデューサー グロリア同様、マークは彼のレコーディング/プロデュースにも熱意を持っていたが子分達を引き連れてT.レックスのレコーディングに来たりとマーク以外のメンバーからは煙たがられていたという話も。 Tony Howard 2001年11月26日没 享年62歳 20日間の昏睡状態の後、亡くなる。 1972-77年までのマークのマネージャー。マークと最も親しい間柄でありながら多くを語らず没した。マークの売り上げを着服していたという噂も。 Alphi O'Leary 2002年2月21日没 癌 マークのロールスロイスの運転手。「It's a T.Rexmas」でバック・ボーカルで参加も。74年に交通事故に会い、転職。20年間エリック・クラプトンのパーソナル・アシスタントを務め、信頼も厚かった。 Mickey Finn 2003年1月11日没 享年55歳 長年の不摂生による内臓疾患 T.Rexのボンゴ・プレーヤーで、そのグッド・ルッキンとステージ・パフォーマンスでマークに次いで栄光のT.Rexを代表する人物。 75年解雇後はアンティークの商売に失敗し、主にスキャンダルを売ってくすぶっていたが、90年後半からMickey Finn's T-Rexを結成、死亡まで活動していた。(バンドは今はオリジナルメンバーが誰も居らず、セッション・マンのポール・フェントンのみなのにT-Rexとして活動している・・いいのか?) Peter(Dino)Dines 2004年1月28日没 享年59歳 心臓発作 73-77年までT.Rexのキーボード。元Keef Hartley Band。 T.Rexのトリビュート・バンド、T.Rextacyのゲストとしてキーボードに参加していた。 Keith Morris 2005年6月より行方不明 享年67歳 趣味のダイビング中流され、未だ発見されず。 写真家、マークの友人。英国版篠山紀信。マークの最もお気に入りの写真家で、BTBをはじめ、T.Rex全盛期の写真の多くは彼によって撮られた。 Murial Young 2001年3月23日没 享年77歳 グラナダ・テレビプロデューサー。ソロの頃からマークを知っており、TVショウ「MARC」を製作。マーク関係者で天寿を全うしたのは彼女ぐらいか。 <参考資料> Till Dawn, TAGサイト ジャンル別一覧
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