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陰謀説まで飛び出し、リーマン・ショックを超えるほどの勢いを見せはじめたトヨタ・ショック。
決算期を控え、この問題が日本経済全体に与える影響は計り知れないでしょう。トヨタF1撤退の際に僕が連載した問題提起に通ずる部分もあるだけに非常に気がかりです。 僕のいやな予感はどうも当たる傾向にあります。 当初、この問題に関して僕は静観しようと思っていましたが、日曜日(?)の某新聞記事上にトヨタはドライヴァーがブレーキとアクセルの双方を踏んだときにはブレーキを優先させるクルマ作りにシフトさせていくという記事に危機感を感じずにはいられませんでした。 これでは何のためにアクティヴ・セイフティ技術やヴィークル・ダイナミクス技術を統合制御するための技術開発費を計上してきたのか解らなくなります。これはトヨタにとっては死活問題にも直結することです。ここに至り、僕も一言書くことに決めました。 僕が書いたからといってこの決定がどうにかなるものではありませんが・・・。 そもそもハイブリッドやKERSは在来型のクルマとまったく同じ乗り方をしていてはその機能や性能のアドヴァンテージを活かしきっていることにはなりません。 回生という機能を最大限活かすためには加速中の状態から減速に移るブレーキを踏むまでの僅かなエンジンブレーキを有効活用します。フット・ブレーキが一定以上効き始めるとハイブリッドの回生システムは発電を停止し完全に減速に専念します。このメカニズムを勘違いしている方や把握していらっしゃらない方々が意外と多いのが現状。 ハイブリッドにしたのに思ったほど燃費が伸びないと嘆いていらっしゃるかたの大半は在来車(ガソリン車、ディーゼル車)用の旧態依然としたドライヴィングをハイブリッドでも実践してしまっていることが大きな理由です。 ハイブリッドのレースカーともなればなおさらで、F1だけでなく十勝24時間を戦ったスープラ・ハイブリッドなども従来のレースカーの乗り方ではその持ち味を100%発揮できずに終わってしまいます。 ちなみに僕のLS600hLはリッターあたり9km前後で走ります。とはいえ勘違いしてほしくないのは高速道路などの一定速度を維持してのロングランによる燃費向上が期待できるステージでの燃費ではなく、ほとんどが日々の街乗り、すなわち都内の渋滞路や混雑路がメインで時々首都高速や高速といった普通の走り方をしていての燃費です。 5,000ccの排気量を持つ重量級大型サルーンの燃費性能としては驚異的です。その燃費性能を稼ぎ出す秘訣はもはやいうまでもありません。ガソリンエンジンが動いているときに無駄なスロットルは絶対に踏まないことは当然ですが、フット・ブレーキに頼りすぎずにエンジンブレーキを長く使える乗り方を心得ることです。 この間に回生して蓄電し動力に変えていきますので、僕のLS600hLは冬場の寒さの中でも1日の最初のスタート時、エンジンが始動してから動き出したことは今までありません。 ハイブリッド車に乗ったことがない方には非常に違和感のある言葉だと思いますが、キャパシタに充分な蓄電量があればハイブリッド車はスタート時にエンジンがかかることはごく稀です。 一般的には寒さの厳しいときや降雨、降雪時の夜間走行では多くの電力を使いロスもするので、エンジン・スタートせずに動き出せるだけの十分な電力がキャパシタに残っているケースは少ないので冬場はエンジンをスタートさせて動きだすハイブリッド車が多いようです。 ハイブリッド車に乗っていらっしゃる方はお分かりかと思いますが、冬場の寒さの厳しいときは1発目のスタート時が特に厳しいです。エンジンが始動しないので、まずヒーターの立ち上がりが遅れ気味。しばらくはシートヒーターのみでしのぐ必要があります。しかし、それは地球の環境問題を考慮すればやむをえないことと僕は割り切っています。 いまどき暖機運転という言葉は死語になりつつありますがハイブリッド車は走り始めてからエンジンがかかるのですから暖機運転とはまったく無縁のクルマです。 ~続く~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 18, 2010 02:53:48 AM
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