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カテゴリ:映画 エ
あらすじ バレンタインデー目前のある日。 ジョエル(ジム・キャリー)は、不思議な手紙を受けとる。 「クレメンタインはジョエルの記憶を全て消し去りました。 今後、彼女の過去について絶対触れないように お願いします。ラクーナ社」 クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)は ジョエルが最近、喧嘩別れしてしまった恋人。 仲直りしようと思っていた矢先に、彼女が自分との記憶を 消去してしまったことを知り、ショックを受けた彼は 自らもクレメンタインとの波乱に満ちた日々を忘れようと 記憶除去を専門とするラクーナ医院の門を叩く・・・。 感想 第77回アカデミー賞の脚本賞受賞作品。 続けて2回観たくなる映画でした。 楽しくて、苦しくて、怖くて、切なくも愛しい作品! 『マルコヴィッチの穴』の天才チャーリー・カウフマンが またも面白い話を作ってくれましたね。 独創的なストーリーでありながら、誰もが共感し得る作品。 想い出を消す事の過ちに気付き ジョエルの記憶の中で繰り広げられる 2人の逃避行がスリリングに展開された。 それを個性的なPVを作るミシェル・ゴンドリー監督が 独特の映像と音楽で、美しくまとめていた。 この監督は色の使い方が巧いですね。 クレメンタインの髪の色にしろ、パーカーの色にしろ。 冒頭からジム・キャリーとケイト・ウィンスレットの 今までのイメージと違う演技に惹きこまれました。 個人的には2人共、この映画の役が今までの作品の中では 1番好感を持ちました。 キルスティン・ダンストの役も、最近では最も良い感じ。 フロドではないイライジャ・ウッドも、やばくて良かった(笑) 珍犬ハックルは知らないが、あの歌は聴いた事がある。 元は『荒野の決闘』の曲らしいが そちらも観てないのにな。 『エターナル・サンシャイン』公式サイト ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい↓ 出会いのシーンと思われたのが 実は記憶を失ってからの出会いだとは( ̄□ ̄;)!! クレメンタインの髪の色は、出会った頃が緑で 次にタンジェリン、そして別れて青になったんですね。 それから、キルスティン・ダンストも記憶を消されてたとは! 記憶を消しても、同じ相手に惹かれるというのは DNAの仕業なんでしょうか? ニーチェの「忘却は、よりよき前進を生む」や アレクサンダー・ポープ「幸せは無垢な心に宿る 忘却は許すこと、太陽の光に導かれ、陰りなき祈りは 運命を動かす」を引用していたが、この作品の メッセージは逆に、忘却によっては前進しない事を描いている。 別れ際の恋人は、相手の嫌な部分しか見えず 過去の楽しい思い出を忘れてしまってるが 辛いだけでもなく、楽しいだけでもない記憶を受け入れる事こそ よりよき前進を生むと、この作品は語っている。 ジム・キャリーが子供の演技をするシーンは、最初は戸惑ったが 2人が枕で殺人ごっこをしてる場面は楽しかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.20 20:14:07
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