5660025 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

アレ、ときどき啓人 そらそうよ おーん

アレ、ときどき啓人 そらそうよ おーん

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2007.02.13
XML
カテゴリ:映画 タ行



あらすじ
アメリカ、ウィスコンシン州で葬儀社を営むひとりの老人。
今、彼には最期の時が迫っていた。
彼の名は、ジョン・“ドク”・ブラッドリー。
彼は1945年、太平洋戦争の激戦地として名高い硫黄島に
海軍の衛生兵として出兵していた。
その時撮られた1枚の写真によって、米国中から
“英雄”と讃えられた輝かしい過去があった。
しかし彼は、その事について決して語ろうとはしなかった・・・。

感想
第49回アカデミー賞特集第5弾。
音響賞と音響効果賞にノミネートされた。
『硫黄島からの手紙』と比べ、興行成績と反比例する様に
賞レースの方は芳しくない。

関西で上映された中から国内外の秀作それぞれ10本を選ぶ
2007朝日ベストテン映画祭というものがあるが
先週、うち数本が大阪・中之島のリサイタルホールで上映された。
この映画は、外国作品の3位に選ばれており
アサヒメイトは900円で観れるので、行ってきました

マラソン
馬

『硫黄島からの手紙』を観てから、この映画を観るというのは
順番としては逆なのだが、2部作と言っても
それぞれ独立した作品として成立してるので、問題は無かった。
リンクしてる部分があったので、順番通りの方が
より楽しめるのは間違い無いのだが。

ドクの息子のジェイムズ・ブラッドリーが書いた
著書を基にした作品。
2部作だが印象は、ずいぶん異なった。
アメリカから描いた本作は、時間軸通りには
進まなかった点が、まず異なっている。
ドクの息子が父親の事を探る現代
一枚の写真で英雄となった父親達が全米を回る姿
そして硫黄島の戦いの真実、それらを交差させながら
物語は進んでいく。
必然的に、硫黄島での場面は半分程しか無い。
つまり、硫黄島の兵士のその後を描いてる点が
『硫黄島からの手紙』と大きく違う所だ。

たった一枚の写真に翻弄された兵士の人生を描き
政府と大衆の身勝手さを浮き彫りにしている。
そして、人々は英雄を求めたがるが、戦争において
英雄は存在しない事も、この映画は訴えている。


私は英語は話せないが、戸田さんの字幕では
「ステーキのような硫黄島」だったのが
実際は、ポークチャップ
って言ってるのだけは分かったブーぶた

『父親たちの星条旗』公式サイト

ネタバレ感想
マウスでクリックしながら、なぞって下さい↓


望まないのに英雄に祭り上げ、戦地から連れ戻すと
手術もさせず家族にも会わせず、国債を買わせる宣伝の為に
国中を連れ回し、使えなくなると戦地に送り返し
利用するだけして利用しておきながら、挙げ句の果てに
野垂れ死にさせる。
兵士を道具の様に扱う国の横暴さが、腹立たしかった。

たかが旗を立てただけ、しかも代わりの旗を
一人は写真にすら写ってない3人を、英雄と囃したてる。
その写真に写ってない所で、どれだけ多くの者が血を流し
どれだけの命が奪われたかを忘れて・・・。
そして、時が経つと手のひらを返すように態度を一変させる。
政府の思惑通りに動いた大衆心理の恐ろしさ
そして冷たさを感じた。

エンドロールで実際のアイラの写真が出てくるけど
そっくりやね~\(◎o◎)/!
それにしても、あの時代のネイティブ・アメリカンに対する
差別意識は酷いよな~。
そして、当時の硫黄島の写真が映し出されていく。
有名なアノ写真以上に、戦争の生々しさを感じさせ
より強く心に訴えかけるものがあった。
硫黄島で亡くなった全ての人の御冥福を祈りたいと思います。 
 
楽天以外の方は
URLをお忘れなく♪

TBは承認後に反映されます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.03.09 00:28:58
[映画 タ行] カテゴリの最新記事


PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Category

Comments

 夢穂@ Re:GWは武道館(04/28) 育ちざかりか。ぽっちゃりさんの お嬢さん…
 徳虎@ Re:猛虎ショー(04/01) お久しぶりです 8対1で勝たなきゃいけ…
 夢穂@ Re:ゲス御用達うどん(03/31) よ~わからんのはゲスはあかんのに 世界の…
 管理人@ Re:夢穂さん >今年も底辺で >混セになりそうですね …
 夢穂@ Re:侍が無料で見れるデー(03/28) オリックスファンでもないけど とりあえず…

Favorite Blog

「ふるえるつま先 高… New! 徳虎さん

2024年4月24… New! タイガース非公式サイト2代目さん

CS第3戦【7-170水島… トラトラ甲子園さん

寝床/3(柳亭市馬 2… 雨里2006さん

殿上人日記 夢穂さん
殿上人日記(仮) 殿上人夢穂さん
パイプの部屋 yohkuraさん

Free Space



© Rakuten Group, Inc.