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カテゴリ:映画 カ行
あらすじ 難攻不落を誇る蜘蛛巣城の城主・都築国春に仕える武将 鷲津武時と三木義明は、城の前にある蜘蛛手の森で ひとりの老婆と出会い、ある予言を聞かされる・・・。 感想 シェイクスピアのマクベスの 黒澤明監督による時代劇バージョン 独創的でいて、効果的な映像と音楽。 世界の黒澤 やるじゃん! (何様?) 不勉強にも、マクベスの話を 知らなかった事もあり、楽しんで観れました。 どちらにも造詣が深いからこそ 西洋と東洋の 芸術の融合 なんて発想が生まれるんやろうね ただ、台詞が聞き取りにくかったのが、唯一の不満かな 出演者では、主演の三船敏郎は、当然悪くなかったが 最も印象に残ったのは、山田五十鈴やね めっさ 怖かった ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい。 権力欲に、とり憑かれた男の悲劇。 マクベスは、そういう話みたいだが この蜘蛛巣城は、全ての謀略の首謀者である 強欲な妻の恐ろしさが、強烈な印象を残した。 猜疑心を植えつけて、巧みに夫を操縦したり 殿を殺して、茫然自失となる夫から 槍を奪い取り、冷静に計画通りに、事を進めたり 三木の首を前に、平然と三木の息子の安否を聞いたり。 それに引き替え、男の方はと言うと 幻に怯えて取り乱したり、情けない限り。 そんな妻でも、子供の死産で心身共に弱り 遂に、気がふれてしまった。 手を洗い続ける姿が、憐れでいて、おぞましい。 全体的に山田五十鈴が目立っていた作品だが 最も印象に残った場面は、なんと言っても 無数の矢が降り注ぐ中での三船さんの表情やな。 楽天以外の方は コメントにURLをお忘れなく♪ TBは、承認後に反映されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.03 20:36:34
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