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カテゴリ:映画 ソ
あらすじ かつて宇宙からの放射線の影響で死体がゾンビとなり 人々を襲う事態が発生。 しかしゾムコン社が開発したゾンビを従順にする首輪によって 地球に平和が戻った。 それから数年後の小さな街ウィラード。 ティミーの家でもペットとして最近流行の ゾンビを飼うことに・・・。 感想 思わぬ拾いもん あまり期待してなかったけど、オモロー! ゾンビ映画って、沢山作られてるけど だいたい似たようなのが多いんですが これは、画期的! 一家に 一ゾンビ ゾンビを飼う社会を描いた作品です しかも、時代設定が近未来ではなく、50年代で 天然色の50年代の景色の中に 不似合いなゾンビ達が アイデアの勝利と言える映画やったな また、「流星の絆」で人気沸騰中の カナダの映画でもあり、大手ハリウッド映画とは 少しズレた内容なのも良かった。 キャストは、『至上の恋』で 英国アカデミー賞の主演男優賞候補となった ビリー・コノリーが、ゾンビを演じてたが 台詞は、ウーとかアーとかだけ それから、主人公の少年の母親役に、キャリー=アン・モス。 『ディスタービア』では、少し老けた印象だったが この作品では、魅力的でした 他に、『スパイダーマン3』のディラン・ベイカー 『インクレディブル・ハルク』の ティム・ブレイク・ネルソン 『秘密のかけら』のソニヤ・ベネット 『ミッション・インポッシッブル』の ヘンリー・ツェーニー等。 『ゾンビーノ』公式サイト ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい。 老人だろうが、子供だろうが、父親であっても やな奴は、倫理観を無視して抹殺される潔さが良い(笑) 描写としてはソフトだったけど シャベルで老女を撲殺する少年や 車で少年を轢き殺したり、やってる事は、えげつなぁ(^_^;) ゾンビは完全に、黒人の位置づけやな。 死んだら、みんな黒人になる訳じゃないが(笑) 黒人だけでなく、日本人や障害者など 健全ではない白人以外の存在全てを ゾンビによって表現してるようにも見える。 放射能の影響で、死んだ人間は全てゾンビになるのも ぜんぜん科学的ではないが(笑) 設定として、上手く生かされていたな。 ゾンビを飼う以上に、人肉を喰うだけの存在である ゾンビに、感情を持たせた事が画期的やね。 ティミーとファイドの心暖まる友情 「死ぬ前に、出逢いたかった」 ゾンビなのに、ジュースを与えたり つまらない夫の代わりに、ダンスを踊ったり 徐々に深まったファイドとママの禁じられた愛 完全にバレバレながらも、普段は体裁を気にしてたが ゾンビが傷付いた時は、超必死だった テオポリスとタミーの究極の愛(笑) テオポリスが、タミーがいなくなったら 似たゾンビを探すと言った時に ふてくされるタミーが可愛く テオポリスの気持ちも、分かるわ(笑) ママ「(ゾンビは)天国に行く為の苦行なの」 ティミー「ゾンビは悪い事したの?」 ママ「人は皆、罪人なのよ」 世間体を気にしてゾンビを買ったティミーのママは 最初は印象が良くなかったけど ゾンビ宣言する等、革新的な女性でありながら 葬儀代がないから、妊娠を喜ばない最低夫でも 子供に対し、父親を悪く言わないし、良い母親やったね。 最後は、戦争の英雄ボトムズはゾンビになって 子供の奴隷と化し、ダメ夫&ダメ父の ティミーのパパは、望み通りに首葬される等 古い価値観の二人は、哀れな末路だったが ウーマンリブの象徴の母親は、ハッピーエンド。 これは正に、50年代までの古い価値観が 60年代以降に崩壊していく様を見事に表現してるな。 首輪を引っ張り、「パパ行くわよ」と叫ぶシンディ。 それは、パパ扱いじゃないって(^_^;) 楽天以外の方は コメントにURLをお忘れなく♪ TBは、承認後に反映されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.13 22:50:02
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