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2008.11.14
テーマ：おすすめ映画(4018)
カテゴリ：映画 ヤ行
 あらすじ 刑務所で受刑者たちにピアノを教えるクリューガーは ある日、稀に見る才能の持ち主ジェニーに出会う。 反抗的で暴力的なジェニーは、幼い頃から神童と騒がれた 天才少女だったが、今では刑務所内随一の問題児となっていた。 嫉妬心と憎悪を露にする看守や受刑者仲間の 卑劣な妨害にもめげず、クリューガーはジェニーの才能に 葬り去ったはずの自らの夢を託し、コンテスト出場を 目指して厳しいレッスンを続けるが・・・。 感想 ４分間の 魂の叫び！ 『パフューム～ある人殺しの物語～』  を抑えドイツ映画賞の主要部門を独占した作品。 手のつけられない暴れん坊ながら 天才的なピアノの才能を持つ殺人犯と 彼女にピアノを教える老ピアニストの 心のぶつかり合いを描いている。 老ピアニストに扮するのは、モニカ・ブライブトロイ。 『ｅｓ(エス)』  等で知られるモーリッツ・ブライブトロイの母親です。 この母にして、あの子ありって感じ  『ラン・ローラ・ラン』  では、母子共演している。殺人犯ジェニー役には、オーディションで選ばれた 新人のハンナー・ヘルツシュプルング。 まるで、この役を演じるのが 彼女の使命 かのように、ドイツを代表するベテラン女優に 全く、ヒケをとらない存在感を見せた  この作品の見所は、何と言っても ジェニーの奏でる音楽 その最も重要な音楽  に、なんと二人の日本人が関わっている 白木加絵と木吉佐和美が、ピアノ指導および 演奏を担当してるそうだ。 キャストは他に、スヴェン・ピッピッヒ 『素粒子』  のヤスミン・タバタバイ『わが教え子、ヒトラー』のシュテファン・クルト 『アンナとロッテ』  のナディヤ・ウール等。『４分間のピアニスト』公式サイト ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい。 クラシック漬けの毎日から、養父にレイプされ 殺人の罪をかぶったのに、男に逃げられたジェニー。 愛する共産主義者の女性をナチスに殺された事で 才能がありながらも、思い出の地に囚われ 囚人にピアノを教え続けたクリューガー。 とても重たい内容の作品だったが 以外にユーモアが散りばめられていて 案外、見やすかった。 タイトルとは違った意表を突く ロックンロールなオープニングだったが クリューガーが、人殺しとレイプ犯には 不似合いなクラシックに変える場面とか ジェニーの服装が、コンクールに相応しくないので クリューガーの服と交換して ジェニーの服を着てるクリューガーとか(^_^;) 看守ミュッツェが出場したクイズ番組の最後の問題が 「モーツァルトがチーズを作ったら、どんなチーズ？」 「モッツァレラ」 小学生レベルのなぞなぞだったり(笑) 看守を半殺しにしての最初の演奏から 後ろ手で手錠をしたままの演奏に そして最後のピアノ全体を使った演奏 クラシックではなく、彼女の音楽を奏でてる時の方が よりジェニーは、生き生きとしていたな。 愛した人の面影を重ねるジェニーに 「好きよ」と言われ動揺し、手錠のままダンスは 戸惑いながらも嬉しそうだったり キスをされ困惑する表情を見ると 音楽が全てと言っていたクリューガーだけど 完全に、ジェニーにホの字やん(笑) 基本的には、クリューガーとジェニーの物語だけど お辞儀の出来ない娘のいるミュッツェも目立ってたな。 肉体的に傷付いただけでなく クリューガーの寵愛を受けるジェニーに嫉妬し 善良な人間が徐々に荒んでいった。 最後は、クリューガー信仰者なので ジェニーの逃亡を手助けしてくれたな。 法を破り、秘密まで打ち明けたのに ジェニーが低俗な演奏を始め がぶがぶワインを、やけ酒するクリューガー。 しかし、クラシック以外は低俗な音楽と考える クリューガーには予想外の大喝采となる。 頑固なクリューガーも認めざるえなく ジェニーにキスを贈った。 やたら、お辞儀お辞儀が強調され ジェニーは、お辞儀はしないと言ってたので 最後は、ジェニーのお辞儀だなと読めたんだけど あの異様なオーラを纏ったジェニーのお辞儀には ゾクリとさせられたな～。 最後だからと、特別に悪人コンビを中に入れ ジェニー逃亡を許してしまった厳格な看守は また自分の顔を叩いて、自分を罰したいと言ってそうやな(笑) 楽天以外の方は コメントにＵＲＬをお忘れなく♪ ＴＢは、承認後に反映されます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2008.11.14 23:42:51
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