テーマ:レンタル映画(814)
カテゴリ:映画 セ
あらすじ 石油ブームに沸く20世紀初頭のカリフォルニア。 鉱山労働者のプレインビュー(ダニエル・デイ=ルイス)は 石油が沸く源泉があるという情報を耳にする。 息子(ディロン・フリーシャー)とともに石油採掘事業に 乗り出すが・・・。 感想 石油屋 VS 宗教家 勝つのは どっちだ? ぶっちゃけ、二人とも嫌な奴だったんで どっちにも勝って欲しくなかったが 『マグノリア』でベルリン国際映画祭金熊賞 『パンチドランク・ラブ』でカンヌ国際映画祭 監督賞のポール・トーマス・アンダーソン監督は この作品では、ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞 アカデミー賞では、作品賞はじめ8部門に ノミネートされ、主演男優賞、撮影賞に輝いた。 彼の最高傑作との呼び声も高い作品ですが この監督の作品は全て観てるけど、個人的には この作品が1番嫌いかな 長い割には飽きず、見応えのあるドラマで 良い作品だとは思うんですが 人の嫌な部分 を見せつけられる映画だったんでねぇ 主演のダニエル・デイ=ルイスは オスカー獲得も納得の存在感でしたね ただ、演出がクドいと感じる部分があったな クドいと言えば、レディオヘッドの ジョニー・グリーンウッドによる個性的なBGMは 必要以上に、出しゃばり過ぎに感じた 共演は、『リトル・ミス・サンシャイン』の ポール・ダノでしたが、ダニエル・デイ=ルイスに比べ いかんせん、迫力不足だの~ なんか悪い事ばかり書いてしまい、良い点を挙げると 当時の過酷な石油採掘現場の様子を観て 彼らの犠牲のおかげで、今の豊かな暮らしが あるのだと、改めて気付かされた事。 と、最後は綺麗に、まとめてみた 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』公式サイト ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい。 ビジネスの為に、自分の息子として育ててきたH.W.が 事故で耳が聴こえなくなり、情緒不安定となると 弟と名乗るヘンリーという代わりが現れたので 邪魔なH.W.を手離すが、ヘンリーが 偽者と分かると殺し、H.W.を呼び戻す。 そして、H.W.が独立すると言い出すと 自分の息子ではないと告白し、激しく罵って追い出した。 ダニエルがヘンリーに対して話した言葉が その行動の理由を全て物語っている。 「他人を成功させたくない 人を嫌悪している すべての人々から遠ざかりたい」 自分の味方以外は、全て競争相手という考えでは 当然の行動ではあったが、H.W.に対して 仕事の道具以上の感情を持っていた事を 彼自身は気付いてなかったんだろうなぁ。 イーライが不気味やったなぁ。 最初、ただ信心深い人間なのかと思ったら、次第に 自己顕示欲の為に、宗教を利用してるのだと分かる。 父親を口汚く罵倒し、ダニエルへの私怨を 宗教の儀式に持ち込む等、とても聖職者とは思われへん。 なんで、あの程度の若造に、騙されるんやろって感じだが 田舎の人間は、騙されやすいねんな。 最後、田舎の詐欺師どまりのイーライは ダニエルに救いを求めに行くが、洗礼の恨みを 晴らす為の嫌がらせを受けた挙句に殺される。 イーライもヘンリーも、殺す必要性は感じられないが ダニエルの行動は、常人には理解できん部分があるな。 楽天以外の方は コメントにURLをお忘れなく♪ TBは、承認後に反映されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.20 03:45:32
[映画 セ] カテゴリの最新記事
|
|