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ぼくとしちゃん

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March 10, 2007
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今日は会社の人のお通夜だった。
彼はそれほど親しくは無かったけどたまに麻雀をして、
時々一緒に仕事をした仲だったのでお通夜に出る事にした。
彼は57才。まだ若くてもったいない死に方をした。
咽頭ガンだったのだが、そもそも死ぬほどではなかったと思う。
それが何で死ぬ事になったかと言うと、病院を間違えたことにつきる。
ガンらしいと言う事が分かった時に、
聖路加病院にしようか、慈恵医大病院にしようかと悩んだ時に、
もっと考えるんだったと思う。
単に職場に近いという理由で選んだ慈恵医大病院は最低だった。
患者をモルモットにしたとか内視鏡の練習台にしたと騒がれる少し前だった。
噂が本当だと分かった後だったら選ばなかったと思う。
彼が入院して、手術をした後しばらくして血を吐いた。
ガンが再発した?なんて思っていたら、
原因を追及した結果意外な事が分かった。
手術後に傷口を塞ぐ為に移植した肉が具合が悪く、
塞がらなかった傷口からあふれた血が胃に流れ込んで吐いたらしいのである。
ここからがすごくて、それを見つけた先生が気の毒だった。
先生としては医者の良心から真実を話したのだが、
手術を失敗した先生は非を認めたくない一心から、
真実を話した先生の事後処理が悪くて傷口が塞がらなかったと言い出したのだ。
そのせいで先生同士の罪のなすりつけあいになってしまった。
患者としては誰が悪いかよりもどうすれば治るかが大事なのに。
で、容態は一時は治ったのだが快方には向かわず、
結局会社は長期に休んで自宅で療養しているうちに最期を迎えてしまったのである。
無念だったと思う。
こうしてみると患者としては良い医者をどうやって選ぶかがいかに大事か、
それが命を左右するかがわかる。
医者の評判を書いた本が売れるのは当然である。
僕が病気になった時には慎重に調べたい。





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最終更新日  March 13, 2007 02:30:16 AM
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