ボルドーへの旅 その(11)シャトー ル ピュイの不思議…! 環状列石(ストーン サークル)は林に眠る
シャトー ル ピュイの不思議…! 環状列石(ストーン サークル)は林に眠る:日本にも不思議な巨石は存在する。奈良県の飛鳥遺跡、あの石舞台始め、訳の分からない石が、古代のロマンを語りかけてくるが、フランス、しかもボルドーで、目の前に現れた石のサークルは?と、首を傾げる私達を見て、アモロー氏が、彼が判る範囲で説明してくれた。古い事は確かだ。が、年代は判らない。また、理由も判らない。何かの儀式に使われていたのかも知れない。まず、両側の石のベッドに見える物は、古代の墓だ。それでは、その間の環状列石は何か…。環状列石の中央の石に向かって、宇宙のエネルギーが集まっているようだ。そのエネルギーがこのシャトー ル ピュイを覆い、バリケードの役目を果たしているのかもしれない。いずれにせよ、シャトー ル ピュイがその恩恵を受けているのは確かなようだ。直径6m位で円形を描くように、6個(だったかな?)の高さ1mほどの石が点在し、その中央に1、5mほどの方尖柱が立っている。その方尖柱に近付くと、何か違った感覚を覚える。温かなエネルギーのようなものだ。この環状列石を或る日本人に見せた所非常に興味を持ち、日本に帰って調べることになった。その結果、奈良にあるものと角度も形も全く同じ形式だった、と、後で知らせてきたそうだ。シャトー ル ピュイの不思議な世界は、今も林の中で、ひっそり眠っている。そこを我が物顔で行き来するのは、野放しにされた二頭の牛だけだ。