|
カテゴリ:ミステリとファンタジイの館
「木漏れ日に泳ぐ魚」恩田 陸
男女二人の一人称の視点から交互に語られる物語。 この二人の関係が徐々にわかり、どんな事件があったのかがぼんやりと 語られていく。 事件の謎、犯人については、全て二人の思考のみで解き明かされていく。 このあたり、安楽椅子ものの一形態といってもよいだろう。 あえてスッキリしたエンディングとしなかったのは、作者の意図だと思うが、 二人の「その後」について、色々考えさせられてしまう作品である。 一気に読み切るより、毎日、数ページずつ読んでいく方がよいのかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Oct 6, 2007 08:56:25 PM
コメント(0) | コメントを書く
[ミステリとファンタジイの館] カテゴリの最新記事
|