|
テーマ:機動戦士ガンダム(4161)
カテゴリ:ガンダム
第13回は「ファンネルの歴史」です。
まずは、ファンネルの定義を確認します。 「サイコミュを用いて、母機(モビルスーツ又はモビルアーマー)から分離して無線で 遠隔操作され、搭載されているビーム砲を用いて攻撃を行う小型兵器」 です。 ファンネルの歴史は、「ビット」に始まります。 ビットとは一年戦争時にエルメスに装備された兵器で、サイコミュによる無線通信を 使用した初めての兵器と言っても良いでしょう。 ビットにはジェネレータが内蔵されており、稼動する際のエネルギーをビット単体で 生み出す事はできましたが、小型化が難しく、モビルアーマーほどの大きさの母機で ないと扱う事はできませんでした(サイコミュ自体の小型化が難しかった事も一因では あります)。 ちなみにビットは8.4mほどあります。一般的なMSが20m弱なので、MSの半分くらいという ことになります。 その後、このエルメスのビットの技術を改良して生まれたのが、キュベレイとファンネル です。 ビットとファンネルとの違いは、エネルギーCAPの技術向上のため、ファンネル本体内に 稼動に必要なエネルギーを蓄積する事が可能となったことです。そのためジェネレータを ファンネル本体に搭載せず、母機(モビルスーツ等)にてエネルギーの充填を行う形と することで小型化が可能となりました。 小型化によりMSでもファンネルを搭載する事ができるようになり、被弾率、被視認率も 低下することとなりました。 なお、エネルギーを母機にて再充填しながら使用する手間が増える事と活動時間がビット より短くなった事がデメリットですが、小型化されて複数搭載している点を生かして、 複数のファンネルをローテーションさせて運用することで補っていたようです。 また、小型化されたことで量産化が容易となったことも見逃せない点です。 しかし、その後登場したファンネルの進化系であるフィンファンネルでは今度は大型化、 高性能化の選択肢が採用されています。 大型化したことで、キュベレイにファンネルを10基搭載できましたが、フィンファンネル では6基、しかもMS内部に格納することはできず、肩に背負うような形となりました。 フィンファンネルはRX-93νガンダムに搭載されたものですが、νガンダムはサザビーとの 決戦兵器として開発されたこともあり、性能重視となったのでしょう。 フィンファンネルの記述を引用すると、 「開放型メガ粒子加速帯と小型のジェネレータを内蔵し、それ自体が3ブロックからなる 羽根状のAMBACユニットでもあるため、燃料の消費が少なく、運動性と稼働時間が大幅に 改善されている」 とのことです。 AMBACユニットとしても機能するようにしたことで、可動時間は伸び、さらに、運動性も 向上したため、被弾率は結果的に低下することとなりました。 あの棒状の形のどこが可動肢として動くのか分かりませんが、とにかくそうらしいです。 さて、RX-94という機体(プランのみ?)が存在しております。 量産型νガンダムです。 しかし、上記のようにフィンファンネルは非常に高性能なことから非常に高価である 事が予想されます。 量産化を計画すること自体に無理があるんじゃないかなぁ~なんて思ってしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ガンダム] カテゴリの最新記事
|