カテゴリ:子育て、しつけ、教育
子供を育てている人、孫と接触することが多い人に是非読んでもらいたい本がある。
「言葉ひとつで子供は変わる!」(安永智美 PHP研究所) 安永さんは、少年非行やいじめ、不登校など少年問題に対応する少年育成指導官をされている。 過保護、過干渉、育児放棄、放任がどんなに子供たちを苦しめているかを紹介されている。 涙なしでは読めない本であった。今日はその中から一つ紹介したい。 甘えていい時期に甘えを禁止された子供が、甘えてはいけない時期に甘えてはいけないものに甘えてしまうという一説があります。 甘えてはいけないものに甘えてしまう。・・・その典型が、アルコールや薬物への依存です。 他にもニコチン、ギャンブル、買い物、恋愛など、依存症と呼ばれるものは多々ありますが、どの症状を持つ人にもその根っこに「親に甘えたかったのに叶わなかった」という傷があるように思います。 もちろんすべてがそうだとは言いません。 ただこれまでの経験でも、たとえばシンナー依存症の子供が、幼い時に育児放棄されていたなどのケースが数々ありました。 特に乳幼児期の子供の場合、「甘えるな」と禁止するより、むしろ思い切り甘えさせてあげることが必要です。 甘やかすとは、わがままを聞いてあげることや、物やお金を与えることではありません。 ギュッと抱きしめるなどのスキンシップ、「大好きだよ」「いい子だね」と言ってあげるなど、その子の存在をまるごと認めて愛してあげることなのです。(同書174ページより引用) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.07 17:37:15
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