カテゴリ:認識の誤り
ひすいこたろう氏のお話です。
日本ではちょっとエッチな色ってピンクですよね。ピンク映画と言いますし。 でも、これ、国によって違うんです。 アメリカではエッチな色は青、ブルーになります。だから「ピンク映画」は「ブルーフィルム」下ネタは「ブルージョーク」と言います。 スペインでは緑がエッチなるそうです。 中国では黄色がエッチ。だからアダルト映画は「黄色電影」です。 インドでの「イエス」のジェスチャは、日本の「ノー」のように首を横に振って、「ノー」のジェスチャは、日本の「イエス」のようにうなずきます。 (常識を疑うことから始めよう ひすいこたろう サンクチュアリ出版) 日本で常識とされていることは、世界では非常識とされている場合があります。 私はシンガポールへ旅行したことがあります。 驚いたことは日本で寒い冬がありますが、シンガポールでは1月2月でも30度の暑さです、その汗臭さを消すために、人の集まるところに行けば、香水の匂いがします。 ホテルから外出する時はベットメイクをしてくれる人の為に、枕元に必ずチップを置いておく必要があります。これを忘れると大変なことになる。 ガムを噛んでいて道端に吐き捨てると逮捕される。 当然のことですが、自動車の通行は日本とは反対です。 時間帯によっては通行制限があり、自由に乗り回すことは出来ない。 その車が異常に高価だという。中古車でも日本の新車並だと聞きました。 誰でもが手にすることは出来ないそうです。 ほとんどの家には、主にインドネシア国籍のメイドがいるという。 洗濯物は、物干し竿を家の窓から外に伸ばして使うのが常識である。 日本のように夜一人で自由自在に出歩くことは危険である。 シンガポールでは日本では考えられないことがあるのです。 海外旅行に行くときは事前に予備知識を学習する必要があります。 知らなかったでは許してもらえないことがあるからです。 日本の常識を振りかざしても馬鹿にされるだけです。 常識を過度に信頼するのは考えものだと思います。 たとえば時代が変われば、全く通用しなくなることがあります。 戦時中の日本人は、戦争反対を唱える人は非国民と言われていました。 特高警察に逮捕されて拷問を受けていたのです。 言論の自由が憲法で保障されている現代では考えられないことです。 森田先生が講演される集会には特高警察が張り付いていました。 もう少しのところで逮捕されそうになるところでした。 森田先生は太平洋戦争が始まる前に亡くなられました。 もし開戦後まで生存されていたとすれば、特高によって逮捕されていたかもしれません。本を出版しようとしても、検閲で削除される。 出版を引き受けてくれる会社が見つからないなどということがあったのです。 今現在常識とされていることは、国や時代が異なれば、非常識とみなされる場合があるという意識を持っておいた方がよいということだと思います。 常識に振り回されていると、「かくあるべし」人間になってしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.12.05 23:35:43
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