カテゴリ:認識の誤り
風呂のタイルにつく黒いカビ、皮膚につくカビ、味噌作りのときにつくカビ、餅やパンなどにつくカビなどはイヤなものです。
不潔さ、食品の変質、真菌中毒症、アレルギー症、感染症などを引き起こして、人間の生活に多大な悪影響を及ぼす悪いカビはたくさんあります。 その他、カビの中には、発がん、嘔吐、下痢、悪心、造血機能障害、肝臓や腎臓の機能障害を起こすものもあります。 その反面、私たちの生活を豊かに彩ってくれているカビもたくさんあります。 コウジカビは、清酒、焼酎、味噌、醤油、鰹節などの製造に使われています。 酵母は、パン、ビール、ワイン、清酒の製造に使われています。 青カビは、チーズの製造だけではなく、抗生物質である「ペニシリン」の生産に役立っています。 これらのカビがいなければ、人間の生活は味気ないものになっていたかもしれません。 カビは気持ちが悪いもの、取り除く相手だと一方的に決めつけていると、生活を豊かに彩ってくれている側面に気づかなります。 森田でいう両面観のものの見方、考え方が大切になります。 両面観については、生活の発見誌平成5年6月号にそのヒントがありました。 1、見方を変えてみる。 2、他人のアイディアを借用する。 3、意味、形、色、動作、音、匂いなどを新しいものに変えてみる。 4、大きく、多く、長くしてみる。ほかの成分を加えてみる。 5、もっと小さく減らして、低く短くしてみる。 6、構成分子を入れ替えてみる。 7、反対にしてみる。逆にしてみる。 8、結合してみる。混ぜてみる。 私は両面観を意識するためにいくつか写真を持っています。 たとえば、2019年11月30日投稿の写真です。 この写真は見方によっては若い女性に見えます。 でも視点を変えるとおばあさんに見えます。 どこに目をつけるかで物の見え方はまるっきり変わってきます。 田原総一朗氏の「朝までテレビ」では、まったく見解の違う論客に喧々諤々の議論をしてもらっています。 それを見ていた視聴者は、客観的で妥当な考え方を持つことができます。 両面観の考え方をとらないと、間違った方向に流されてしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.03.09 06:20:05
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