カテゴリ:不安の特徴と役割、欲望と不安の関係
フランスの経済学者のジャック・アタリ氏は、2007年に未来の政治と経済を予測した著書「21世紀の歴史 未来の人類から見た世界」の中で、21世紀中に人類の歴史に終止符が打たれる可能性が高いと指摘しています。
イスラエルとハマスの戦闘、ロシアとウクライナの戦争、中国の政治や経済の混迷、ディープステートによる世界経済の支配などはそれを予感させるものがあります。 ジャック・アタリ氏は、これまでソ連崩壊、金融バブル、インターネットの普及などを予想しましたが、その通りになっています。 この状態のままでは人類の支配は国境を越え、拡大し続ける市場によって2050年頃には「超帝国」が生まれるという。 地球規模で統一された市場では、自然環境は破壊され、軍隊や警察、裁判所も含め、すべてが民営化される。 公共サービスも民主主義も、政府や国家さえも破壊されるなかで、貧富の格差はいよいよ拡大し、生活貧困層が増大していく。 やがて、世界各地で未曽有の「超紛争」が勃発し、いかなる国際機関も調停に乗り出せない。ついに世界は巨大な戦場と化して、一般市民はあらゆる種類の大量破壊兵器の餌食になり、人類は滅亡に向かう。 (コロナの暗号 人間はどこまで生存可能か 村上和雄 幻冬舎) 私は残念ながらこの予測は当たる可能性が高いと考えています。 いまの世界は欧米のディープステート(国際金融資本、多国籍企業)による人類の支配が国境を越えて拡大し続けているのが現実です。 これはロックフェラーやロスチャイルドにつながるユダヤ系金融資本家です。 最近はそこに中国が覇権争いに加わっているのです。 いずれにせよ、ごく一部の人が、その他大勢の人を支配しコントロールしようとしている構図は変わりません。 いずれにしても、将来は国境の枠は形ばかりとなり、世界規模で統一された市場が出現して、支配力が強まるでしょう。 政治、経済、金融、司法、教育、軍事、社会インフラ、娯楽、農業、報道などは、どんどん民営化されて、ディープステートの利益拡大の手段として利用されるようになります。 ごく一部の人たちが、世界の富のすべてを自分たちの所有物にしようとしています。 戦争を演出して高価な兵器を売りつけて暴利をむさぼることもいとわなくなります。 ガン細胞が人間の体の中で、どんどん増殖しているような状態です。 そして追いつめられた人たちが、核兵器の使用に踏み切ることは十分に考えられます。 核兵器の使用によって人類は絶滅してしまうというのが、ジャック・アタリ氏の予測です。 第三次世界大戦の開始は、人類の絶滅につながるものです。 人間の欲望の暴走は恐ろしいものです。 神様は人間に制御力も与えましたが、欲望が暴走し始めるとひとたまりもありません。 一旦甘い蜜を吸ってしまうと、報酬系神経回路が過度に活性化されてしまうのです。本来は欲望の暴発は防衛系神経回路などによって制御されるようになっていますが、一旦はずみがついてしまうと制御能力を失い暴走してしまうのです。 それは、依存症に陥った人が、依存症を克服することが困難であることとよく似ています。 森田理論は、欲望の暴走は同時に湧き上がってくる不安によって抑制していかなければならないと説明されています。 そして意識して欲望と不安のバランスをとっていくことが目指すべき方向です。 ディープステートといわれる人たちが、森田の考え方を学んでくれるようなことはないのでしょうか。 私たちはディープステートの横暴を指をくわえてみているしかないのでしょうか。 少なくとも森田理論を学んだ私たちは、森田の考え方を世界に向かって発信する時代に来ているような気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.11.03 06:46:04
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