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森田理論学習のすすめ

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2023.12.11
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最近糖尿病にかかっている人の話をよく聞きます。
糖尿病は慢性的に高血糖状態の人がかかります。
現代病と言われています。
糖尿病にかかると血管が傷つけられます。
眼、腎臓、神経に十分な血液が流れなくなります。
その結果、失明、人工透析、心筋梗塞、脳卒中、感染症の危険性があります。

さて、血糖値を上げるホルモンは少なくとも6つあります。
成長ホルモン、甲状腺ホルモン、コルチゾール、アドレナリン(エビネフリン)、ノルアドレナリン(ノルエビネフリン)、グルカゴンです。

これに対して、血糖値を下げるのは、すい臓から出るインスリンの一つです。
人間の体はとてもうまくできているのに、このアンバランスはどうしたことでしょうか。

これは人類の歴史と関係があります。
人類の歴史は600万年前にさかのぼると言われています。
そのほとんどの期間、人類は飢餓との闘いでした。
つまり血糖値を上げるホルモンがとても重要であった。
血糖値を下げるホルモンはほとんど役に立たなかったのです。
つまり血糖値を上げるホルモンが多くて、下げるホルモンが少ないというのは人間が生き延びていくため必要不可欠な身体の仕組みであったということになります。
状況に対応してバランスがとれていたということになります。

ところがここ100年くらいの期間で、飢餓と決別する人たちが忽然と出現してきた。日本、欧米、発展途上国の富裕層と言われる人々である。
世界中から食料を買い集めて好きなものを好きな時に飽食三昧する人たちが出てきたのです。
その結果血糖値が乱高下して制御不能に陥っている人たちが増えてきたのです。
人間の身体のほうが、急激な変化に対応できないで右往左往しているのです。

この変化に対応するためには、どうすればよいのでしょうか。
人間の身体の仕組みを変更することはほぼ不可能です。
人間の身体の仕組みに合わせた食事内容に変更していくことは可能です。
ですから意識して食の暴走を制御していくほかはありません。
必要な時に、必要最低限の食べ物を口にする。暴飲暴食はきっぱりとやめる。
腹八分目を心がけることです。つまり食の欲望を制御していくことです。
その土地で獲れるものを基本にした食生活に変更する。
地産地消の考え方です。料理の工夫、豊かな加工食品作りを目指す。
食をほどほどのところに抑えて、人間の身体の仕組みと合致させるという考え方は、人間の生き方の問題になります。
人生観があやふやなままだと、納得できる人生を送ることは不可能となります。
森田先生は神経症が治るのは人生観が確立されたからだと言われています。
森田でいう「あるがまま」の生き方が目指すべき方向になると思われます。





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Last updated  2023.12.11 06:32:14
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