カテゴリ:森田番外編
2023年11月25日の高知新聞によると、国の文化審議会(佐藤信会長)は、高知県香南市野市町兎田にある森田先生の生家や土蔵などを登録有形文化財にするように、盛山正仁文部科学大臣に答申したという。
森田先生の生家は1989年旧野市町が土地を購入して、1994年に住宅も譲り受けた。 現在は森田正馬生家保存会(池本耕三代表)が管理しているが、母屋は雨漏りがして5年ほど前から防水シートをかけている状態になっている。 老朽化が進み土塀などはひび割れが起きている。 現在保存会では修復のための寄付集めをしている。 私は2018年のいちふれあいセンター(サンホール)で行われた「森田正馬没後80年の墓前祭」に参加した。 墓前祭には高知県知事、香南市長、森田療法学会員、生活の発見会員、地元の人など多数参加されていた。 そのときに、森田先生の生家の見学、森田館、金剛寺、三宝山などを見学した。 そして墓参りをした。森田先生をより身近に感じることができた。 ちなみに東京の森田診療所についても紹介しておこう。 現在の地名は、東京都文京区向丘二丁目である。 当時は駒込蓬萊町(こまごめほうらいちょう)という地名である。 通称大観音横丁と呼ばれていた。 近くに巨大な11面観音を本尊とする光源寺があったからである。 光源寺の横に、森田正馬の診療所に行きつく小道がある。 小道を奥へとたどると、森田診療所の裏手にあったという蓮光寺が見えてくる。 そして道をはさんで右手に養源寺が見える。 この2つの寺にはさまれたあたりの敷地が森田先生の診療所跡である。 現在その跡地は中国料理店・東天紅の社員寮となっている。 (森田正馬が語る森田療法 岩田真理 白揚社 198ページ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.01.24 06:39:31
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