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このたび、ブログを引っ越しました。 新しいブログはこちらをご覧ください! http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/fssim/
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2012.01.05 22:37:04
みなさん、こんにちは。何と11カ月ぶりの更新です! http://fujiwaranaoya.com/NewYearFlight.m4v
それから下の写真は雨の中を飛んでいるところです。なんか奇麗なのです、絵が。 コックピットの操作などは以下の動画をご覧ください。X-Planeでは自動的にQuickTimeの動画と、スクリーンショットの静止画を撮影してくれる機能があります。 http://fujiwaranaoya.com/787.mp4 いずれも動画は最新のQuickTimePlayerでご覧いただけます。 X-Planeでは着陸する滑走路の手前3マイル、10マイルからシミュレーションをスタートさせることができます。やはり、手で飛ばす楽しみはX-Planeですね。難しい空港にチャレンジしてみるのもおもしろそうです。
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2012.01.01 22:54:55
出張や多忙でフライトシミュレーターに触れない日々が続いています。 JEPPESENのHPにはGeneral Aviation用に現在の天気や天気予報を地図にして示してくれるページがあります。 http://www.jeppesen.com/main/corporate/aviation/personal/aviation-weather.jsp# このなかのどのページでもいいですが、たとえばTurbulance Mapを見てください。米加はものすごい大雪、欧州は地中海の嵐、そして豪州は巨大サイクロンでものすごい天気になっています。Icing Mapを見てもかなり広い範囲と高度でシビアーなタービュランスとIcingがあるようです。こういう天気をダウンロードして飛んでみるのも面白いのです。Active Skyは過去の天気をダウンロードできます。シミュレーターならではの楽しみです。ちょっと今日は忙しくてできないので、そのうちダウンロードしてみます。2011年2月2日の1300Zぐらいの時刻だと覚えておきましょう。 また同ページのText Weatherをクリックすると各空港の詳細な情報が出てきます。除氷をやっている空港、閉鎖された空港や滑走路のリストも出てきます。今日の東海岸の各空港は大荒れですね。 シカゴにこんな天気が出てました。 KORD 021351Z 34016G25KT 1/16SM R14R/1000V1800FT +SN BLSN VV001 一口で言えば前が見えない猛吹雪というところでしょう。気圧はその前の通報より次第に上がってきているのですが、一気に視程が下がったようです。天気は実に恐ろしいですね。 ちなみに宮崎の新田原飛行場の天気を見てみました。 http://weather.noaa.gov/mgetmetar.php?cccc=RJFN すると南西に火山灰の雲とあります。新燃岳の噴火ですね。
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2011.02.02 23:28:13
なお、ADKAKと成田空港の間は直行経路で計算してありますが、実際には着陸する滑走路の向きによって管制から経路が指定されます。それから高度については実際には便が同じ時間の同じ航路に重なるため、かなり熾烈な高度争いが起きるようです。すなわち最も効率的に飛べる高度の取り合いになるということです。しかし、FSではその心配が要りませんので、最も自分にとって都合のよい高度3万フィートを指定してあります。どの高度で最も時間が短くなるかを実際にいくつかの高度で計算して決めます。またここでステップクライム方式は設定していません。 そしてこれがホノルル国際空港の平面図です。ヨコに長い滑走路2本のどちらかで離陸します。ただ、斜めの横風滑走路はだいぶ短くなっています。したがってヨコ風の制限上、こちらからしか離陸できなければ、相当大きく飛行計画を変えるか、風が変わるのを待たなければなりません。昔、帆船の時代は風を待って何日も何カ月も港にとどまることがありました。実は今でもそういうことが短時間ですが起きる可能性はあるのですね。 またこの平面図を見ると海上滑走路も2本ありますね。ここに離着陸してみるのも楽しそうですね。もちろん水陸両用機でですが。 さらにヒッカム空軍基地とはつながっているようですね。
そしてこれが成田からホノルルまでの逆向きの飛行計画です。見事に風が追い風になっていて、飛行時間は7時間4分と、反対向きの飛行より1時間30分も短くなっています。 ここでは例としてステップクライム方式で飛行計画を作っています。最初がFL330、やがてFL350、FL370と高度を上げていきます。ちなみに航路のFL290からFL410までの上下間隔はICAOが定めた間隔2000フィートが基本ですが、精度の高い高度計などを備えて特に許可を得た航空機は短縮した間隔1000フィートの航路を飛ぶことができます(RVSM)。今回飛ばす鶴丸のB747-200はRVSMの基準を満たしているのでしょうか? それからこれはミッドウエイ島までの飛行計画です。
22N170Eから変針して島に向かう経路で作ってみました。ちなみにミッドウエイ島の情報は以下のとおりです。
ミッドウエイ環礁なのですね。NDBがひとつあります。昔は雷雲などで電波が不安定ななか、ロランやこのNDBを目当てに、その前は星や太陽を見て、それから海面を見て風を読んで飛んできたのでしょうが、今ではINSやIRSなどの自立航法やGPSを使って一発で来れるわけですね。
滑走路の情報です。7900フィートあります。上の飛行計画ではミッドウエイまでの燃料で計算してありますが、実際に途中でここで降りることになった場合には、この滑走路の長さで止まれる重さ以下になっていないとなりません。重すぎる場合には燃料投棄が必要になります。 ちなみに燃料投棄をやったことありますか?旋回して投棄するのではなくて、同じところを通らないように飛びながら投棄します。FSでも燃料が噴き出してくる様子が再現されています。燃料を最小にする時には一回、ゴーアラウンドできる量まで減らします。ただ、投棄にはすごく時間がかかるのです。一度お試しあれ。 では折り返し地点の計算をしましょう。これはどういう考え方かというと、ここから先、到着地までの飛行時間と、ここから180度ターンして出発地に戻った時の飛行時間が同じになる地点はどこかということです。 ホノルルから成田までの計画と成田からホノルルまでの計画を並べてみましょう。洋上にそのポイントが来るので、洋上の部分だけを拡大します。
次に下側の表を見ます。今度は地点が上と逆に並んでいます。それぞれの成田からの累積飛行時間は、1時間22分、2時間22分・・・、となっています。そしてホノルルまでの総飛行時間が7時間4分ですから、それぞれの地点からホノルルまでの飛行時間を、同じように引き算して求めます。 するとどうやら引き返し地点は22N170Eと24N160Eの間になります。すなわち、上の表で計算するとホノルルから22N170Eまでの飛行時間は3時間54分、ここから成田までの飛行時間は4時間42分です。一方下の表で計算すると、22N170Eからホノルルまでの飛行時間は、総飛行時間7時間4分から3時間25分を引いて3時間39分となり、ここから成田まで飛べば4時間42分、ホノルルに引き返せば3時間39分となることがわかります。かなり接近しています。一方その次の24N160Eについて計算すると、ここから成田まで飛べば3時間24分、ここからホノルルに引き返せば4時間42分となります。すなわち22N170Eで引き返せば1時間の差でホノルルに引き返した方が早くなり、24N160Eまでくれば成田まで飛んだほうが1時間15分早くなります。というわけで、引き返し地点はこの2つのポイントの中間ぐらい、すなわち23N165Eあたりだと見当をつけておきましょう。ちなみにここからだとミッドウエイまではそう遠くありません。ただ、ミッドウエイに下りても、その後が大変ですからね・・・。
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2011.01.25 19:53:07
それではホノルルから成田までの飛行計画を作ってみましょう。 はっきり言ってかなり面倒な仕事です。まずホノルルと成田の間は3700マイル(海里)ぐらいあります。飛行時間にしたら9時間以上。この場合、旅客や貨物の重量よりも燃料の重量のほうが重くなり、まず最初の制約条件はホノルルの空港でどれぐらいの重さの飛行機が離陸できるかです。ジェットエンジンは気温が高いと威力が下がります。ホノルルのように暑いところでは所定の離陸速度に達するまでにずいぶん長く滑走しなければなりません。ところが滑走路の長さには制限があるので、結局、滑走路の長さの制約で離陸重量を決めなければなりません。一方着陸に関しては洋上でほとんどの燃料を使いますので、成田のような滑走路の長い空港ではまず問題にはなりません。 ではまず天気を見てみましょう。HiFiのアクティブスカイ6.5(ASV6.5)を使います。実はFS2004とFSXで天気の表現の仕方が大きく変わってしまって、FS2004用の天候ソフトとFSX用のソフトは互換性がありません。そしてFS2004のほうが天気の表現がソフトの指示通りに行くのに対して、FSXはだいぶずれるのです。困ったことですが、とりあえずここではFS2004で飛ばしますので、それ用のソフトを使います。
まだFS2004は起動していません。下段にホノルル国際空港PHNLの現在の天気と予報が載っています。今のホノルルはいい天気ですね。ただ気温が27度もあります。これぐらい気温が高いと最大推力でもかなり滑走路を走ることになります。 では、ホノルル国際空港の滑走路の長さを見てみましょう。一番便利なのは、このサイトです。ここでICAOの4桁コードを入力すると、その空港の情報が出てきます。 そしてPHNLを検索します。
ありました。滑走路の長さの情報もあります。
本当は単なる滑走路の長さではなくて、離陸や離陸中断に使える長さ、そして滑走路の勾配などをもっと細かく調べる必要があるのですが、ここではこの長さを使います。FSではこれで十分です。すると最も長い滑走路で12300ftです。ですからこの長さで離陸できないとなりません。 ではReady For Pushbackに付属のソフトで離陸速度の計算をしてみます。
一番上のGTOWは離陸重量です。単位はポンド。そして離陸フラップは10度、20度のどちらかを選びます。20度のほうが短い距離で離陸します。また追い風の時、気圧が標準の29.92インチより低いときはそれぞれ必要な数字を入れます。さらに実際には滑走路の高度が気圧に関係しますので、それを考慮する必要があります。しかしホノルル国際空港は海のそばですから、今回は気にしなくてよいでしょう。 最初は飛行機の性能上の離陸可能最大重量77万5千ポンドを入れました。それから気温に27度を入れます。するとエラーメッセージが出てきて性能の限界を超えますと!これでは離陸できません。それで探索的にGTOWを減らしていって、27度で離陸でき、同時にその右側にあるNormal Takeoff Distanceが12300ft以内に収まる最大の重さを見つけます。するとだいたい画面のような形になりました。714779ポンド、フラップ20で、気温27度、離陸推力は1.46EPRで離陸滑走距離が11700ft、離陸時の引き起こし角度が14度、トリムは8。V1が144、VRが157、V2が166、フラップを全部上げる速度がぴったり250ノットです。これは結構重そうです。 というこで、GTOWは決まりましたが、さてその内訳として燃料をいくら、それ以外をいくらにするかです。 これも付属のソフトで、旅客と貨物の搭載量、すなわちペイロードを決めます。何しろ燃料消費量は実際に飛行計画を作ってみないとわかりませんので、大体のペイロードを決めて燃料を計算し、合計の離陸重量が先ほどの714479と同じか少ないかどうかを確かめます。もし多すぎたらペイロードを減らし、少なすぎたらペイロードを増やします。これも探索的に決めるしかありません。そういう作業をして出てきた数字が上の通りです。ペイロードが105147ポンドです。旅客は満席、貨物は大分減らしました。 そして飛行計画はFSBuildというソフトで作ります。
飛行機ですがB747-200で、ぴったり同じエンジンがFSBuildにありませんでしたので、仕方ないですから似たエンジンを使います。付属の燃料計算ソフトがありますので、あとでそれと比べてチェックします。 まず右側から、コールサイン(無線での呼び出し符号)、ペイロードも燃料も搭載する前の重量、そしてペイロードです。ペイロードの数字には先のソフトに入力したのと同じ105147ポンドが入っています。そして燃料のところですが、:が付いているのは分を、%がついているのは%を表します。地上走行は20分、予備燃料はホノルルから成田までの飛行に必要な燃料の5%、代替空港はFSbuidが自動的に羽田を選んでくれたので、燃料も自動的に計算してくれます。ですからブランク。待機燃料が30分、そして着陸時にまだ機体に残っているべき燃料はB747-200のマニュアルを見ると23000ポンドとありますので、その数字をExtraのところに入れます。 そして先ほどのASVで読みこんだ上空の風をもとに飛行計画を計算すると以下のようになります。
まず離陸重量TOGWTが714479となっていて、先ほどの離陸推力の計算で使用した数字と一致しています。すなわちこの重さであれば気温27度でホノルルを離陸できます。成田までの飛行時間は8時間36分。距離は3703マイル。成田の着陸予定重量は511337ポンド、これは当機の最大着陸重量を十分に下回っています。代替空港は羽田で、成田から32マイル。また風を見るとM057となっています。これは平均の向かい風57ノットです。本当にこんなに向かい風の強いところを飛ぶのかどうか、ASVの風が実際の風とどれぐらい近いかよくわかりませんが、ここではこれで飛びます。 さて、大抵はここまでやれば終わりですが、今日は途中引き返しポイントと航路近くにある太平洋上の絶海の孤島、ミッドウエイ島への代替着陸についても検討してみましょう。 まずホノルルから成田までのコースのまったく逆の経路で飛行計画を作ってみます。当然反対向きは追い風ですから飛行時間も短く、また燃料消費量も少なくなります。しかしここではホノルルから成田に向かっている途中で何らかの事情で180度ターンしてホノルルに戻ることを想定していますので、逆向きでも離陸時の燃料がほぼ同じになるように設定して計算をしてみます。あまり正確ではありませんが、細かく想定すると切りがありませんので。またもし何かあって戻る時はエンジンが1発不作動だったりすることがあるかもしれません。その時は当然、通常よりも時間がかかりますし、燃料も余計に必要かもしれません。ですから何かあった時の想定はいくらでも細かく考えることができるのですが、とりあえず、もっとも単純に考えたいと思います。
なお、空港や航空路のチャートですが、日米は無料で当局が提供しています。 米国はこちらです。 http://aeronav.faa.gov/index.asp?xml=aeronav/applications/d_tpp このページの真ん中あたりにProductとあって、有効期間が書いてあるところがあります。空港のチャートはここです。1カ月ごとに更新されています。一方左側のタブを見てください。非常に多くの種類のチャートが並んでいます。 また日本はこちらです。 https://aisjapan.mlit.go.jp/Login.do 登録してログインして見ることができます。 (つづく)
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2011.01.24 13:45:58
フライトシミュレーターはたくさんのアドオンが開発されてどんどん進化していきますが、反対にバグもたくさんあります。そのうちのいくつかについてご紹介したいと思います。
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2011.01.23 12:02:01
ホノルルから成田までの航路は太平洋上です。洋上を飛ぶには安全のため、いろいろなルールがあります。同時に管制方式も異なっていて、たとえば無線も通常のVHFではなくて短波を使います。
ここにNATSとPACOTSとありますので、PACOTSをクリックします。
たまたま見たときには、ちょうどトラックのA、一番初めにホノルルから銚子沖までの西行きの航路が設定されていました。 ホノルルからKEOLA,NONNI、BRIUNを通り、以下、北緯21度西経170度、北緯21度東経180度というように飛んで、TONIKからG223航空路を通ってADKAKまでです。ADKAKからは成田空港までの航路を通ります。 またこのページでは飛行場などの現在の注意すべき情報を得ることができます。ホノルル国際空港PHNLと成田空港RJAAを入力します。
するとそれぞれの情報がテレックス形式で出てきます。もちろん、FSのシミュレーターで飛ぶときには全然関係ないと思いますが、飛行場の各設備が実は結構頻繁に工事されていて、使えないことがあることが分かります。
ちなみに、この検索で、PHIKという空港の情報も以下のように一緒に出てきました。さて、何かと思ったら、これはホノルルにあるヒッカム空軍基地なのです。軍事サイトですからPHNLと共に出てくるのですね。
洋上航路が分かったら、こんどは風を読み込んで飛行計画を作ります。シミュレーターで簡単にやればあまりにもあっけない作業ですが、色々考えてやると、実に大変な作業なのです。(つづく)
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2011.01.21 23:44:24
定例のフライトシミュレーター研修を、来る2月20日、および3月6日の日曜日に神奈川県小田原市のシンクタンク藤原事務所内の施設で行います。
スクリーン6面、ヨーク、スロットルなどがそろった本格的な施設です。 http://www.fujiwaraoffice.co.jp/boshuu/pdf/flight12.pdf 初めてフライトシミュレーターに触る方でも十分楽しめますのでご安心ください。むしろ今まで、一回も触ったことのない方がおいでになることが多いのです。誰でも自分で767や747といった大型旅客機を操縦してみたいと思うものです。その夢がかないます。 形式としてはリーダーシップとマネージメントの研修ですが、純粋にシミュレーターを楽しみたいという方にはそのようにアレンジさせていただきますのでご安心ください。 またシミュレーターで色々やってみたいという方、既にこの研修を受けたことのある方にはご希望に応じていかようにでもプログラムをアレンジできますのでご遠慮なくおっしゃってください。 とにかくみなさん、シミュレーターは「安全」ですし、おもしろいです。ぜひご自身で操作して、その醍醐味を味わってみてください。 藤原直哉 拝
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2011.01.21 00:30:16
飛行機もどんどん進化して、今や小型機にもRNAVが付いていたりします。しかし、私は、Old-timer。古いアナログの機体のほうが好きです。 今日はFS2004の名ソフトReady-for-PushbackのB747-200で、ホノルルから成田まで、日本にとってかつての黄金路線を飛んでみたいと思います。何回かに分けてご紹介します。 まずこれがその機体です。 航空機関士を入れて3人で飛ばします。
ホノルル空港に鶴丸が止まっています。昔は本当に観光旅行と言えばハワイでした。
これが計器盤です。すべては画面2枚では表示できません。電源をまだ入れる前です。アナログ計器が並びます。ND何かありませんので、基本は2か所のVOR/DMEを受信して現在位置を確かめながら飛びます。またVOR/DMEが受信できない洋上はINSで飛びます。INSも緯度経度の入力しかできません。
これはペデストリアンの後方です。真ん中にINSが見えます。これが3台ついています。また左下がエンジンの推力を設定するスイッチです。基本的には推力をまず決めて、それで舵を動かしながら速度を操作します。エンジンはあまり推力を変えないようにします。767-300で言えばN1EPRを基本に飛ぶという感じです。もちろん速度も合わせられるのですが、いきなりどんぴしゃりには合わないのです。
これがエンジン推力のコントロール。ハンドルが後ろにもついていますが、航空機関士が後ろから手を伸ばして各エンジンごとに微調整するのです。 これがINSの操作盤です。 そしてこれが電源関係。APUも一気にスタート位置までつまみを動かしても起動しません。手順があるのです。
そしてオーバーヘッドパネルです。今の2人で操縦する機体とは全然違います。(つづく)
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2011.01.20 11:12:04
では今度は離陸から着陸までをやってみましょう。本当は着陸でゴーアラウンドまでやるべきなのですが、さすがに勘弁してもらいます。今日は(笑)。
先ほどと同じようにワシントンDCのロナルドレーガン空港から離陸。今度は左側エンジンを止めます。上の写真は、V1で左側エンジンをカットした直後です。N1が下がり始めています。
左に急速に頭を振りますから右のラダーをいっぱいまで踏み込み、ややエルロンを当てて傾きを止めます。ちょうど3フィート浮き上がったところです。一発不作動で離陸するとき、もし滑走路に余裕があればVRで引き起こさないで、一瞬待ってから引き起こします。するとその間にも速度が上がっているので、浮き上がってからの操作が非常に楽になります。
30フィートぐらい浮き上がりました。10メートル弱。ここでギアを格納します。V2が144ノットですから154ノットぐらいまでは加速したいのです。
前から見たところです。確かに左側エンジンが回っていないのがわかります。ギアを格納してランプも消えたのですが、インスタントリプレイで再生すると、なぜかギアが出っぱなしでした。飛んでいるときは格納されていたはずです。
高度666フィート。既に加速とフラップの引き上げが始まっています。推力はまだ離陸推力のままです。
高度1300フィート。オートスロットルを切り、推力を連続利用可能推力(CON)の102ぐらいまで手動で戻します。オートスロットルとVNAVを入れたままだと自動的に上昇推力(CLIMB)まで戻ってしまい、N1が93%ぐらいなので、これでは上昇しません。慌てふためくことになりますので(笑)、CLIMBに戻る前にオートスロットルを切って手動でスロットルを動かします。もちろん、オートスロットルを入れたままCONに設定してN1EPRボタンを押してもいいのですが、オートスロットルやオートパイロットは思わぬ動きをすることがありますので、余裕のないときは手動でやった方が確実です。
そして左前にバルチモア空港が見えていますので、そこに緊急着陸すべく、少しづつ右に針路を変えていきます。高度は2千フィートを越え、速度も220ノットを超え、フラップ・スラットは全部上げます。ギアの緑のランプがついていますが、飛行中は消えていました。インスタントリプレイをするとアドオン機体の計器は飛行中と同じように動くとは限らないのです。
ここで減速に入りますが、エンジンが片側しか動いていないと、そのエンジンをふかした時に推力の非対称が大きくなって、止まっているエンジンの側に大きく頭が振られます。したがってラダーを大きく踏み込んで修正するわけですが、結局横風着陸の時のようなカニの横ばい状態になり、滑走路に正対することが非常に困難になります。特に進入着陸で速度が落ちてきたときにグイっとエンジンを吹かすと思い切り頭が振られ、直すために思い切りラダーを踏みこみ、しかし結局速度が低いので抵抗が増えてそのまま失速ということがよくおこります。したがって1発で飛ばす時はとにかくやたらにエンジンを吹かさないようすること、特に進入着陸では、これが秘訣だと思います。ここでは減速するために高度を上げています。すなわちスロットルを絞って減速しても、減速が終わった時には減速を止めるためにまた吹かさないとなりません。その時に頭がグイっと振られて危ないのです。ですから高度を上げて減速しています。
結局3千フィートぐらいまで上げて速度を180ノットぐらいまで減速させます。1発での進入着陸は、初期・中間進入がフラップ5度、最終進入がフラップ15度でギアダウン、500フィートAGLでフラップ20度、接地点が確かめられてからフラップ25度とあります。ゴーアラウンドのフラップは5度です。要するに1発不作動の時の進入はフラップをあまりおろしていない分、普段よりも高い速度で行うのです。すなわち速度をいつものように下げてはいけないのです。実際に下げてしまうと機体がグラグラ不安定に動き出して、それを止めようとラダーを踏み込むとますます不安定になり、大変だとエンジンを吹かすとさらに大変なことになって、たいていそれでおしまいです。 ここではフラップを5度まで下げてあります。進入時の推力は重さにもよりますがN1で75から90%ぐらいでしょうか。とにかく推力を絞りすぎないこと、絞りすぎてしまってから吹かすととんでもなく大変ですから。そしてとにかく速度を下げすぎないこと。そして進路はラダーとエルロンを釣り合わせて、旋回は15度バンクでいけばいいと思います。ちなみにラダーという舵は揚力に関係なく効く舵です。すなわち速度が低くてエルロンの利きが悪い時はラダーで姿勢や針路を制御します。しかしここには落とし穴があって、もう10年ぐらい前でしたか、ニューヨークでエアバスが上空で後流に巻き込まれて姿勢が不安定になりました。それに対して操縦士がラダーを目いっぱい左右に踏み込んで対処したら、垂直尾翼がもぎ取られてしまってそのまま墜落してしまうという事故が起きました。これに対してエアバス社は何て言ったと思います?左右に踏んだのが悪いのだと。右か左に一方だけ踏むことは想定していたが、右左とか左右とか交互に踏むことは想定していなかったと。しかもコンピューター制御で踏みすぎの感覚が再現されていなかったらしいのです。まったくとんでもない飛行機だと思います。
左前に見えている、手前から延びる滑走路に緊急着陸します。
今回はフラップ5度、ギアダウンで進入してみました。速度を下げないほうが楽なのです。旋回は片側エンジンが止まっているととても不安定で、油断するとあっという間に30度ぐらい傾いていしまって、同時に速度が急激に減少します。ですから丁寧に慎重に旋回します。速度の調整にスロットルは使わず、速度を上げる時には頭を下げ、速度を下げる時には頭を上げ、機首の上げ下げで速度を調整します。スロットルを動かすと機首が左右に振られてとにかく大変なのです。
何とか正対しました。500フィートAGLまでフラップ5で下り、500フィートのコールが聞こえてからフラップ15度にしました。この時の最終進入の速度は175ノットぐらいでした。特に計算して決めたわけではなく、フラップを下げて機首の角度がプラス3度ぐらいになる速度がそれぐらいだったのです。推力は旋回が終わってからちょっと絞りました。
200フィートAGLぐらいでフラップ20度。本当はGPWSのフラップをオフにし、フラップを下げずに着陸しようとしても警告が出ないようにします。そしてFMSにアプローチ速度を入れ、オートブレーキをセットし、スポイラーをアームにするべきです。しかしすべて一人。しかも両手がふさがっています。したがってそのまま何もできないままに着陸します。そして接地。
接地後、手動でスポイラーを立て、ブレーキをかけて、無事滑走路内に止まりました。接地の瞬間は速度が157ノットぐらいでした。500フィートAGLあたりから急速に減速するわけです。リバースも入れてみましたが、非対称ながら特に大きく頭が振られるということはありませんでした。実機ではどうか知りませんが。とにかく地上に戻ってきました。 このように双発機は1発エンジンでも離着陸ができますが、余程丁寧に操縦しないとすぐに失速して墜落します。これで風が強かったりするとかなり大変です。しかしこれができるようになれば上空で何かあっても下りてこられるわけです。
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2011.01.19 08:07:46
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