医療事務は、受付などの一般的な事務業務のほか、医師が書いたカルテを、法規に従って点数化し、診療報酬明細書(レセプト)を作成する仕事である。また医療事務に加えて、医師のスケジュール管理・書類整理等を行うのが(このあたりは通常企業の秘書と同じ)医療秘書で、いわゆる秘書とは異なり、医学知識や法規も問われるポジションである。資格はとくに必要ないが、医療事務では、日本医療事務協会が実施している「保険請求事務技能検定」と、厚生労働省が認定した財団法人日本医療保険事務協会が主催する「診療報酬請求事務技能検定」の2つがある。資格を取得するには、養成機関の講義を受け、勉強する必要がある。通学のほかに通信教育もあり、通信教育などで医療事務講座を受講するのが一般的。比較的短時間で習得できる。医療秘書では医療秘書技能検定(医療秘書教育全国協議会)がある。資格を取ったからといって、すぐに仕事ができるわけではない。薬価点数や診療報酬点数の換算方法が、診療科目が担当する科によって異なっている。就職後、しばらくは、医師や熟練者などの指示による訓練が必要。医師の書いたカルテの見方、薬の種類などを勉強する必要がある。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.06.02 17:40:13
コメント(0)
|
コメントを書く