ビタミン・サプリメントの効果と飲み方

ビタミンＥは脂溶性ビタミンで、緑黄色野菜、アーモンドなどの種実類、植物油に多く含まれています。体の機能低下や老化現象は、細胞内に過酸化脂質が作られるために起こると考えられています。細胞膜組織はリン脂質とタンパク質でできており、リン脂質に含まれる多価不飽和脂肪酸が酸化するとできるのが、過酸化脂質です。過酸化脂質が増えると、体の機能が低下し、老化現象や異常細胞を作って病気の原因を作ります。

ビタミンＥは、過酸化脂質の発生を抑える働きがあります。また、血液に含まれるコレステロールも酸化すると血管の壁に付着し動脈硬化などを引き起こしますが、ビタミンＥの抗酸化作用で血管の健康を保ちます。

ビタミンＥは、妊娠にかかわるホルモン代謝にも関係し、摂取すると妊娠率が上がったり、更年期障害の症状緩和にも効果があります。 その他には、抹消の毛細血管の流れをスムーズにすることや新陳代謝を良くする作用があり、冷え性や肩こり、しもやけにもおすすめしたいサプリメントです。

アーモンドなどのナッツ類や、植物油、うなぎ、レバー、牛肉、豚肉、ベーコン、かつお、さけ、たらこをはじめとした魚介類、西洋かぼちゃ、アボカドなどにも多く含まれる。

成人男子：１０mgα－TE（α－ﾄｺﾌｪﾛｰﾙ）　成人女子：８mgα－TE