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カテゴリ:実践!企業価値評価
「3.9世代携帯」来秋から 事業計画 国が認定 4社で投資1兆円超 ■記事への素朴な疑問 携帯大手は、次世代・第3.9世代サービスに向けて追加の大幅投資を行います。 イーアクセスは、ドコモ、ソフトバンク、KDDIといった大手よりも早く、 当サービスを2010年9月から開始します。 4社全体で、基地局などの整備に合計で1兆円を投じ、 現在の10倍以上の通信速度を提供することで、 14年度末までに3600万人の加入を見込みます。 本日は、業界大手に対し、積極的に攻勢をしかけるイーアクセス、 特にイーモバイル事業を見てみます。 以下では、08年度まで直近5年間の財務状況を基に分析します。 ■イーアクセスの損益計算書P/Lの視点 売上は前期比20%増、過去5年平均でも15%増と、好調です。 (08年は670億円) 営業利益・純利益も伸びていましたが、突然、07年に共に急減。 08年は営業利益が回復したものの、純利益は赤字に転落しました。 あまりに突然な、07年営業利益の大幅減、08年純利益の大幅減ですが、 この要因は何でしょうか? 有報でさっと確認すると、07年はイーモバイル事業のサービス開始に伴う、 人件費・基地局建設・研究開発の販管費計上に因るものです。 08年は、子会社のイーモバイル株を売却し、 連結子会社から持分適用関連会社に異動したため、 営業外費用「持分法による投資損失」として 130億円の損失を計上したことに因るものです。 (初期段階の投資収益を回収し、 株主還元等を図るためにイーモバイル株を売却したとのこと。) 同社におけるイーモバイル事業が、 同社全体の業績に大きなインパクトを与えていることがわかりますね。 さて、同事業に係り、大幅にコストを計上しているようですが、 実際のキャッシュはどう流れているのでしょうか? イーアクセスの決算・財務分析の続きはこちらから イーアクセスの分析でご不明な点等ございましたら、 是非シェアーズまでご連絡ください。 感想もお待ちしております! support@shares.ne.jp ADSLからモバイルへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月29日 16時11分43秒
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