発炎筒の煙のなかで、米韓FTAの批准案が韓国与党の強行採決で可決されましたね。
韓国国内での反対デモも報道されました。
まるで、TPPの行く末を表す他山の石のようなもんですわ。
今でもグローバリズム(アメリカニズム)に過剰適応している日本にとって、TPPで更に適応させる必要があるのか? 今のままで十分だよ。
それにしても、過激な国民性である。
11/22米とのFTA批准=与党が強行採決、1月発効へ-野党議員、催涙剤まく-韓国国会より
韓国の与党ハンナラ党は22日、国会本会議を開き、米国との自由貿易協定(FTA)批准同意案を強行採決し、可決した。米国側の批准手続きは10月に完了しており、米韓FTAは、両国が目標とする来年1月1日に発効する見通し。関税撤廃により自動車など輸出企業の競争力が増し、日本の輸出企業にも影響が及びそうだ。
野党側は猛反発し、採決前に民主労働党の議員が本会議場内に催涙剤をまくなど、一時大混乱に陥った。
政界は当面、混乱が続く見込み。農畜産業などへの打撃も予想され、強行可決が来年4月の総選挙や同12月の大統領選に影響する可能性もある。
大統領府の広報首席秘書官は「農民や中小業者の競争力が強まるよう対策を準備する。韓米FTAが韓国経済の活力を回復させ、特に若者の職場を増やせるよう万全を期す」と述べた。
米国側の批准後、韓国政府・与党は早期批准を目指した。しかし、野党は、相手国に投資した企業が現地で不利益を被った場合に国際機関の仲裁で解決する「投資者・国家訴訟(ISD)制度」などを問題視。採決に反対していた。
李明博大統領は今月15日、国会を訪れて最大野党民主党の孫鶴圭代表と会談したが、野党側は反対の姿勢を変えなかった。
ハンナラ党議員は22日午後、一斉に本会議場になだれ込み、批准同意案を強行採決。議員総数295人のうち170人が出席し、賛成151、反対7、棄権12の賛成多数で可決した。
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時がたつほど協定内容の痛みがわかってきたようですね。なるほど、「投資者・国家訴訟(ISD)制度」などが問題になるのか・・・・
今後、サムソンVSアップルの訴訟もISD条項でアメリカで裁判が行われる可能性もあるかもしれませんね・・・・恐いこっちゃ!
今後の韓国がいかにアメリカナイズされるか、注視する必要がありますね。
日韓の農民はお互い「他山の石」として注視している