ロケ地めぐりの原点
EURO2008も今朝で準決勝が終わり、残すは日曜日のファイナルだけ。トーレスはゴールを量産するには至っていないが、スペインは無事決勝までたどり着いた。さあ、"エルニーニョ"には最後に花火を上げてもらおうじゃないの。今回の大会はスイスとオーストリアの共同開催なので、テレビ中継の合間に両国の都市が紹介されるのだが、それを見ながら思い出したことがある……。以前の日記で話したベルンのほかに、ザルツブルクもわたしのお気に入りの街の一つだったことを。それはなぜかというと、実はわたしのロケ地めぐりの原点がこの街にあったからなのだ! さて、それは何の映画でしょう?"The hills are alive with the Sound of Music……"そう、このテーマソングでおなじみの『サウンド・オブ・ミュージック』なのだった。(古すぎて知らない?) マリアと子供たちが「ドレミの歌」を歌い踊った噴水や花壇のある宮殿の庭。トラップ家のお屋敷。長女と彼氏が、「もうすぐ17歳」("I am sixteen, going on seventeen")を歌った湖畔のあずまや。マリアのいた修道院。そうした場所を訪ねては、登場人物と同じようなポーズを取って悦に入った。ずいぶん前のことなので、写真を撮ったかどうかも覚えていないし、撮ったとしても手元にはない。だが、記憶をたどればまざまざとよみがえってくる。最近になってロケ地めぐりのおもしろさを覚えたけれど(さくら4514さんのおかげ!)、実は前にもやったことがあったというわけだ。 そして何を隠そう(いや、隠してませんが)、このブログのタイトルも、映画の挿入歌「わたしのお気に入り」。"……When the dog bites, when the bee stings, when I'm feeling sadI simply remember my favorite things and then I don't feel so bad."「犬にかみつかれたとき、蜂に刺されたとき、悲しい気持ちになったとき、ただ自分のお気に入りを思い出せばずっといい気分」無意識だったが、この映画はわたしに大きな影響を与えているらしい。