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出羽三山の最後が、東日本最大の神秘の霊地である湯殿山である。古来より、「語るなかれ」「聞くなかれ」と戒められ、訪れた後でも決して、他言してはならないといわれ
る神社なのだ。 松尾芭蕉も奥の細道でここを訪れ、「語られぬ湯殿にぬらす袂かな」という句を 残している。 そういうわけで、神域に入ると撮影禁止になり、ご神体は、自分の目で見るしか ないのだ。本宮に参詣するためには、まず素足になり、御払いを受けなければな らない。 湯殿山神社入り口 御払い場でお守りと小さな人形(ひとがた)を受け取り、身の穢れを人形に移し 、息を吹きかけて足元の渓流に流してやる。 そして、裸足で幅1mほどの狭い小道を降っていくと本宮に到着する。湯殿山神 社には、拝殿は、ない。ご神体は, 実は.........なのだ。 「語るなかれ」と言われているので、このブログでもマル秘としておく。実際に 自分の目で見ることをお奨めする。 参拝が終わると、最後にご神体から流れだす御神湯といわれる足湯に、足を浸し 、その御神徳を授かる。 湯殿山大鳥居 湯殿山神社が出羽三山の中でも奥宮として、神聖視されいるのは、ここが人の生 まれ変わりの地として、新しい生命を賜って、再び出生すると信じられてきたか らである。 湯殿山は明治以前は、天台宗の寺であった。生まれ変わりの信仰は仏教の輪廻転 生の信仰から きているのだろう。明治維新の神仏分離令により、神社になり、現在の姿になっ たのである。 今回の旅で一番の清浄神秘の世界が広がる聖域と感じられる場所であった。 英 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.05 10:08:11
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