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『暮らしとお金』 FP HISAが綴る 日々の雑感

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2015.02.05
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カテゴリ:国力とお金
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●皆さんはペリリュー島という、南シナ海近くの珊瑚礁からなる島をご存知だろうか?

大学生の中には、日本が米国と戦争したことさえ知らない・・という話も聞いたりする昨今だが、この島を含む南洋の海域がしばらく騒がしくなりそうだ。

●ここは太平洋戦争時に、米軍と日本軍が戦った激戦地だ。当時日本は戦況が悪化して、フィリッピンが米軍の次なる攻撃目標になっていた。第1次大戦後 同島は日本の信託統治領になっていた。軍事施設などは制約があったが、国際連盟脱退後に飛行場を整備して、南シナ海における日本の1大航空拠点になっていたわけだ。


●米軍はフィリッピン奪還を目指して、戦闘機の航続範囲である同島を攻略する手順を目指した。しかし予想に反して日本の守備隊は、第一次攻撃を担った海兵隊の6割を機能不全にし、3日で陥落と言われた戦況を、約70日も持ちこたえて、米軍に甚大な損害を与えたところだ。

●天皇陛下は、現・パラオ政府に属する 同島の念願の慰問に出かけるべく、政府とともに準備していると理解している。
この島の防御から、日本軍は戦略を変えて、突撃による玉砕から持久戦に持ち込み、できるだけ相手に損失を与える戦法に変えた。効果はてきめんで、米軍は同島からフィリッピンに攻め入る戦略を放棄した。
結果当地では、戦略的には意味のない、勝ち負けのみが目的となる消耗戦になり、双方に戦争の意味を問いかけた無益な戦闘となったのは、NHKのドキュメントにも報道されている。

●時代はめぐり、この南シナ海周辺はは、再びホットな海域になりつつある。中国の台頭だ。ほとんどこの海域に勝手に線を引き、ここは中国領だと宣言し、ベトナム・フィリッピンなどと争いを起こしている。

●日本の世界平和研究所は元首相・中曽根さんが会長のシンクタンクだが、米国研究者を招き、南シナ海の海洋安全保障を担保する仕組みをこの程提言したそうだ。他と目的が重複しない仕組みなら、米側も原則反対しないようで、報道では海上自衛隊が、南シナ海の海上パトロールする話まで想定されるようで、当然中国あたりは反発しそうだ。


●中国の海洋戦略は、資源確保のみでなくこの相当先を睨んだ軍事を含む広範なものだ。そのため豪州は日本から、最新鋭の高能力・通常型潜水艦を12隻購入をめざして交渉中だ。海事に納入する額は5000億円強だが、2兆円商戦になりそうだ。
●さらにインドは、水陸両用挺を新明和工業から調達予定で、加えて、潜水艦の共同生産まで提案している。そう簡単に行くとは思えないが、潜水艦のコスト1隻約545億円を下げるには、かなりの効果がありそうだ。ちなみに日本では、三菱重工と川崎重工が交互に生産してるが、原子力潜水艦についで、約2週間は浮上しないで作戦に当たれる、世界で、もっとも進んだ潜水鑑で、中国当局もその戦力を認めているようだ。

●周辺では 真珠の首飾りと言われる中国の海上戦略の一翼を担って、インドと対立していたスリランカも、中国よりの姿勢を、新政権発足後修正した。ベトナム・フィリッピンはおそらく、こうした海洋安全保障の仕組みに反対しないだろう。

●永らく1国平和主義で過ごしてきた日本も、東・南シナ海の現状から、目を背けるわけにはいかなくなった感じだね。集団的自衛権の発動を可能にして、憲法改正まで視野に入れた安倍政権の今後に期待したい。





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最終更新日  2015.02.06 12:23:36
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