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カテゴリ:国力とお金
●さて中国主導のアジアインフラ開発銀行が、3月末で57カ国?の賛同を経て推移している。当の中国も欧州からの参加は想定外だったようで、日本の外交の失敗などと、マスコミが報じる嫌いがある。 ●しかし冷静に考えると、あまり日本や米国にとって利点がないのでは・・と言う見方も多い。 ●なぜ中国がコレほど急ぐのか?は 例えば世界銀行やアジア開発銀行 IMFなどでは、後発の中国には出る幕がないことに不満がある。またインフラ資金が欲しくてしょうがない国から観れば、新たな貸し手ができるのは悪いことではないし、実際、需要に対して既存の国際機関は対応しきれないこともあるだろう。 ●しかしここへ来て、論客といわれるジャーナリストの中から、日本の参加は、ほとんど意味がないとの意見も出てきている。 まず議決権の半分を持つのは中国で、理事会も常設でなく、共産党の財布になってしまう危険が多いことだ。なんだか市場経済の仲間と誤解してるが、一党独裁国家なのだね中国は。 共産党政権のやってることは、世界の顰蹙を買ってるような国にも、自国に得なら平気で支援をすることなどだ。北朝鮮にだって融資することが、シュウキンペイの鶴の一声で決まってしまう恐れさえある。 ガバナンスが問題だとは 一番の話だね? ●外貨準備額が3兆8000億ドルあるという。これは国営企業が独占で溜め込んだお金だろうが、実はこの半年で、1500億ドルも減っている。一方世界の銀行からの借り入れは14年9月末で1兆9000億ドルだったものが、15年3月末で2800億ドルも増えている。 ●外貨準備は米国債などに投資され、必ずしも自由に使えるわけでもない。また高度成長の陰りであまり目立たないが、既に中国は世界から思われるほど資金が潤沢ではないということだ。 背景には、外国企業の撤退や景気減速による、投資マネーの減少があった。また鉄鋼などは需要の3倍もの生産能力や過剰在庫があり、国内では捌けない。 ●そこで、目をつけたのが、自国の主導で、インフラ投資と称して、高速鉄道や原発を海外に売り、国内過剰在庫を減らしたいのだ。が・・・国内の資金が足りず、アジアインフラ開発の名目で、外国からの資金を掻き集めることに他ならない。政治的面目も保ちながら、自国の利益優先で、他人のふんどしで相撲をとろうとの魂胆が見える。 ●また融資の受け手には、上から目線で、特にアジア各国に対して優位に立とうという狙いもある。日本が仮に参加したとして、3600億円などと言われる資金を税金から出したところで、中国の高速鉄道や原発輸出 を助けるだけで、内部の発言力もないのに等しい。つまり利用されるだけなのだ。 大手マスコミにはこの視点がなく、船に乗り遅れるな・・などと言う話が多いのには幻滅すろと・・複数の論客が言ってるね? 皆さんはどう思いますか?
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最終更新日
2015.04.17 08:09:28
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