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カテゴリ:国力とお金
●このところのアジアインフ開発銀行など、鼻息の荒い中国だが、足元では忍び寄る危機・・と言ったところだろうか? 先のブログで、製造業の倒産が増加というのを紹介したが、今度は不動産でもニュースが飛び込んできてる。内陸部・重慶で大手の不動産開発会社が資金繰りができず、600戸の高層マンション建築がストップしたとのことだ。コレほんの氷山の一角だ。 ●今年1~3月新規の住宅着工面積は前年比で2割減り、昨年通年の14%減より更に落ち込んだ。 政府の新常態という望ましい目標より、予想外に落ち込んでる事が覗われるね? 中国のGDPは不動産投資が現在でも15%も占めて、いびつな構造の主役だが、この落ち込みは建設機械やセメントなど製造業にも大きな影響を与える。 自動車販売も4月は199万台と前年比0.5%減で、2年7ヶ月ぶりのマイナスとなる。 ●1~3月の成長率の伸びは1,3%となり、年率で言えば5,2%だ。物価の総合的な動きを示すGDPデフレーターも、リーマンショック以来初めてのマイナスだと言う。また上海先物市場での銅先物価格が11年比で4割減だ。あれこれ考えると、既にデフレ状態という声さえある。 ●内需はどうかというと? 宅配便など5、割り増し成長のサービス業もあれば、14年に50兆円だったWEB通販が、3年後には140兆円にもなろうとするなど、一定の伸びがあるようだ。 ●が・・850万もあるアリババでのネットショッピング窓口は、偽物の商品で溢れかえり、もはや対策ができないと、ほとんどあきらめ顔らしい。 結局この状態は ずっと解決できず、善良な中国国民からすれば、わざわざ、日本にまでやって来て、信頼に足る日本製品を買って帰るなどの消費行動が続くのだろうね? ●思想とか哲学、それに基づく教育、拠って立つその国民の素養は結局、最終的に自国民の利益にブーメランするんだね? ブーメランはいわゆる従軍慰安婦問題で日本を糾弾する、韓国・朴政権に対する皮肉だが、同じことが中国で起こっている。画期的新製品を出そうにも、すぐパクリが出るのなら、誰もまじめに製品開発はやらないだろう。まじめな中小企業や、ソフトウェア産業が到底中国で育つとは思えない理由だね? ●スーパーコンピュータ開発にも、面白い現象がある。国策で米国製のパーツを作って世界最速の機種を開発したものの、誰もその高機能を使いきれず、ほとんど産業界で利用者がいないのだ。 このたび、米国は最新のソフトウェアは国防上、中国に提供しないことを決めた。中国はどうするんだろうね? ●かつて旧ソ連は軍拡で米国と争い、結果国内矛盾を解決できずにソ連崩壊を招いたが、中国の今の、特に軍事の動きはその相似形のように筆者には見える。 ●国内の矛盾の解決なしに、時の政府が信任されることなどありえないわけで、それをそらす手段としての反日政策などは、既に周辺国から見透かされている。 ●鼻息荒い中国だが、案外足元の矛盾はよく理解してるようだ。・・・が、大国のプライドがそれを許さない。なんとも難しい国際政治の世界だね~
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最終更新日
2015.05.13 09:41:56
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