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カテゴリ:国力とお金
●マスコミ各誌の直近でのアンケートで、新安保法制の成立とその過程で、相当数の反対があったことが示されている。およそ3割強しか積極的に成立を評価してないようで、何がどう変わるか?多くの国民に理解されてないのに、形だけ与党2党プラス野党3党の賛成で、押し通してしまった。・・・・と言う、ある意味の強引さが不評だったようだ。 ●確かに野党の想定質問に対して、当の防衛大臣さえ的確に答えられない場合もあった。大丈夫かなと思うのも当然だね。それだけ、今まで想定した状況から、かけ離れた軍事環境が出現するんだから、混乱は当然ともいえる。 ●海外からの反応は、おおむね好意的だ。米国・英国.豪州・フィリッピン・ベトナムなどは当然として、地理的に遠いドイツ・インドあたりもエールを送っている。アセアンは表立って中国に配慮して大声で言わないが、フィリピン・ベトナム以外にも、本音は反対じゃないだろう事は想像できる。それだけ中国がやりたい放題だからだ.韓国あたりも、自国領に集団的自衛権行使する場合は了解の上と言う条件付で、対北朝鮮対策としては一定の評価をしている様子。いちゃもんは中国くらいしかないか? ●一連の流れは、すでに安部訪米の時点で決まっていたわけで、誤解を恐れずに言えば、形だけ国会審議を通じた茶番劇ともいえる。 何せ、対抗軸の野党に、自民案が不満なら現在の国際環境の中で、日本がどうあるべきと言う対案すらないのだから、むべなるかな・・と言うところだろうね。 ●安部政権が、当初もくろんだ、憲法改正は当分できないだろうし、その間の北朝鮮や東南シナ海で、今後起こりえることを想定すれば、乱暴な成立と言われようと、ぎりぎりのタイミングだったと言えるだろう。本音はこの法案成立が落としどころと、最初から考えてたんじゃないかしらね? ●シームレスな防衛と言うことがよく言われる。つまり今までが、無防備すぎたと言うことだ。戦後の平和憲法のおかげで日本が戦火に巻き込まれなかったと言うのも、多少おかしな話で、米軍の軍事力・核抑止力が機能していたと言うだけだ。平和憲法そのものが、戦争を防いだことにはならないはずだが、平和ボケの習慣は、いまだに合憲か違憲かが争点になり、とにかく意味もない引き伸ばし国会になってしまった。本質的な論議が、なんらされてないじゃないか?と言う批判が方々から起きている。 ●われわれ、日本国民からすれば、明日にだって、ミサイルが飛んでくるかもしれない、尖閣には武装漁民が上陸するかもしれない・・・と言うように、個人的には、貴重な時間が不毛な国会論戦で費消されることはご勘弁と言うところだね。 ●おそらく、実際に派遣される自衛隊員のアイデンティティや名誉、殉職した際の遺族への保障など、今後荒削りだった法制の不備を埋める作業が必要なのだろう。次期選挙で信を問えるわけだから、野党も成立した法案の充実には、もっと協力すべきと思うがいかがだろうか?実際に働くのは、現場の自衛隊員であって、成立を阻むためマイクを奪い合ってる議員ではないはずだからだ。
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最終更新日
2015.09.21 21:30:25
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