カテゴリ:金融資産運用
3級FP技能士 合格講座 中野克彦 中島智美 藤崎仁
(15) 日本の金利が上昇する一方,米国の金利が低下することは,日本円と米 ドルとの為替相場でいえば,一般的には円高ドル安要因といえる。 解説者:中野 克彦 (経営コンサルタント、CFP(R)、1級FP技能士) (15) 正解:○ 【為替変動のしくみ】 現在の為替レートが1ドル=115円だったとします。それが1ドル=110円になったら円高ドル安、1ドル=120円になったら円安ドル高といいます。 【過去の出題】 2006年9月3級学科試験 (11) 金融「為替変動のしくみ」 「円高ドル安」「円安ドル高」といった表現はよく耳にしますが、勘違いしやすいので注意が必要です。 問題を見ると、次のように書いてあります。 日本の金利 → 上昇 米国の金利 → 低下 預金する立場に立って考えると、問題分のような状況になった場合、日本と米国のどちらが魅力的でしょうか? 私たちにとって金利は高い方が利息が多くつくので嬉しいはずです。つまり、金利が低下している米国は魅力が減少し、金利が上昇している日本は魅力的です。 状況によっては、ドルで預金していたお金を円に預けなおす人が出てきます。これは、ドルを売り、円を購入することになります。円を購入する人が多くなれば、円の人気は高まり、円の価値が増加します。これを円高といいます。 その逆にドルを売る人が多くなれば、ドルの人気は落ち、ドル安になります。つまり、円高ドル安になるのです。 為替の問題は混乱しやすいので、一度ゆっくりと考えて理解しておくことが大切です。 ────── COPYRIGHT (C) 2007 Katasuhiko Nakano All Rights Reserved. ────── お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.29 09:27:38
[金融資産運用] カテゴリの最新記事
|